レッスン前に、かんたんなアンケート
(3、4分)
レッスンを受ける目的や、声のどんなところをどう改善したいかなど、アンケート用紙に記入していただき、レッスンの参考にさせていただきます。
2019.03.18
面接やプレゼンテーションにおいて、話のスピードは話し手の印象を大きく左右します。ゆっくり話すと、落ち着いて見えるし、早口で話すと元気・シャープなイメージになりやすい。今回はそんな「話すスピード」について取り上げたいと思います。
面接やプレゼンテーションでなかなかうまくいかない、思ったことを伝えられない等で悩んでいる方がいると思います。文章や内容といった部分もあるとは思いますが、話すスピードに意識をして取り組んでみてはいかがでしょうか?実は話すスピードで大きく印象が左右します。様々な場面で使い分けられると良いですね。ここでは面接やプレゼン時の速さに的を絞ってお話したいと思います。
印象の良くない話し方のひとつに早口が挙げられます。早口は軽薄な印象を与えてしまいます。特に初対面や相手の顔の見えない電話で話す際には、緊張からさらに早口になってしまう傾向があります。ワンテンポゆっくりと話す意識をしてみて下さい。このちょっとした心がけで話し相手の印象はガラッと変わります。では相手が聞きやすい印象の良い、聞きやすい話し方の「速度」とはどんなスピードなのでしょうか。
「聞きやすい」と感じる話し方の速度は、1分間に300字程度です。しかしながら、時間を意識して尚且つ文字数をカウントすることは、プロの話し手でも至難の業です。時間と文字数を少しでも体感として把握できるようになるためには、とにかく練習が必要です。
もしあなたにプレゼンの機会があり、仮に与えられた時間が5分だとしたら、まずは1500文字程度の原稿を準備して下さい。アナウンサーのように正確にできないとしても、数をこなしていくうちに感覚はつかめてくるはずです。人前で話すことに慣れないうちは、内容が頭にしっかり入ることで多少の余裕もできると思います。
聞きやすい速度は、目安として「1分間に300字程度」とお伝えしました。
しかしながら、最初から最後まで機械的に一定の速度で「1分間に300文字」を話しても、本当の意味で聞きやすくて理解しやすい話し方とはいえません。淡々と言葉を羅列しても、聞き手は飽きてしまいます。重要なところは丁寧にゆっくりと話して、誰もが知っている簡単な箇所などは敢えて速度を速めてみて下さい。ある程度のスピードで話す箇所があるからこそ、ゆっくりと丁寧に話す箇所が重要であることが聞き手に伝わります。大切なことは、最終的に内容が聞き手にしっかりと伝わり、理解をしてもらうことです。聞きやすい速度とは、自分が話しやすい速度ではなく、聞き手が理解しやすい速度であることを忘れないで下さい。
早口で話す人がいる。このタイプの人に対する印象は2つに分かれる。頭の回転が速い、などのポジティブな印象と、自分が話すことは好きだけれど、人の話を聞けないのではないか…、聞き手のことをあまり考えない人ではないか…というネガティブな印象だ。自分の欲望にしたがって早口で話しているだけ…という場合は、ネガティブな印象になるだろう。
頭の回転が速い人は早口だ、という説がある。情報を処理する能力が高いので、普通にしていても言葉が早くなる、ということだろうか。だが一概に「頭の回転が速い人は早口だ…」とは当てはまらない。コミュニケーション能力が高い人は、相手の様子をみながらスピードを調節することができるので、頭の回転が速い人は論理的に早く話すことができる。早く話すかどうか、というのは、相手があることなので、相手次第になるだろう
1分300文字の話す速さは、「NHK式」の共通認識である。アナウンサーがこの速さでアナウンスするだけでなく、1分300文字は番組スタッフ全員の認識なのだそうだ。記者は、300文字を目安に、1分のニュース原稿をつくる。映像の編集をするスタッフは、その原稿をもとに映像をつなぐのだ。
たとえば、100文字目で「火事の現場は○○区の○○交差点で」とあれば、20秒後には街の外観映像を映す。
そして200文字目で「救急車と消防車がかけつけ」となっているなら、40 秒後に救急車が到着する映像を入れるわけ。すると計算上は、原稿の内容と映像がピッタリ合うのだ。
ところが、アナウンサーが早口だったり、原稿を読むスピードが遅ければ、その理論はあっさり崩れ、ニュースの内容と映像はかみ合わなくなる。アナウンサーが1分300文字ルールを守るからこそ、本番がうまくいくのである。1分300文字は、相手に一番伝わりやすい理想の速度なのだそうだ。
上記で述べた通り一番心地よく会話を聞き入れることが出来る会話のテンポは、1分間に300文字の早さで話すことです。まずはスマートフォンのストップウォッチやICレコーダー(録音機器)や携帯の録音機能を使うとあなたの話し方まで分かりますので、より良い練習ができます。1分間に300文字よりも、話すスピードが遅い方は話すのが遅すぎる可能性があります。人は、まだかまだかと待っている話を、自分自身の求めているスピードより、ゆっくり話されるとイライラしてしまいます。逆に1分間に300文字よりも早く話す方は、相手が頭で理解する前にドンドンと話しすぎている可能性があります。
早く話す方は、聞いてくれている女性に警察に尋問されているかのような感覚を与えている可能性があります。早口の人は相手に圧迫感を与えてしまっていると言えます。
毎日の練習で徐々に話し方のスピードのコツを掴んでくると思います。コツを掴んできたら1分間300文字に限定せずに、10秒50文字にしたり変化を加えてみても良いと思います。
?終わりに
今回のコラムで話すスピードがとても大切なことだとわかっていただけたと思います。これから面接やプレゼンテーションに臨む人は、文章や内容もそうですが話す速度を一度考えてみては如何でしょうか。
レッスン前に、かんたんなアンケート
(3、4分)
レッスンを受ける目的や、声のどんなところをどう改善したいかなど、アンケート用紙に記入していただき、レッスンの参考にさせていただきます。
レッスンを体験しましょう
(30分)
『対面式』または『スタジオリンク』、『オンライン』を選べます。 選んだレッスン方法でマンツーマンのレッスンを受けていただきます。アンケートに沿ってここでのレッスン内容、課題を一緒に話し合いながら行います。
スクールの説明とご相談に応じます
(15〜20分)
スタッフがスクールのご説明、ご質問やご相談に対応させていただきます。ホームページやパンフレットを見ても分からなかったことや、疑問があれば、どんなことでも結構ですのでお気軽にご相談ください。 オンラインの場合は引き続きzoomでご説明します。
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