レッスン前に、かんたんなアンケート
(3、4分)
レッスンを受ける目的や、声のどんなところをどう改善したいかなど、アンケート用紙に記入していただき、レッスンの参考にさせていただきます。
2019.05.16
みなさん、人に「声が小さい」など言われたことはありませんか?相手とコミュニケーションをする上で声の大きさは非常に大切なことです。
ちょっと周りが騒がしいところで話すと、何を言っているか全くわからない等、
声が小さいとイライラさせてしまうきっかけにもなりますし、あまりいいことはないように思われます。声が小さいなど経験がある方はこのコラムを読んで、大きな声を出せるように役立てて欲しいと思います。
ただし、腹式呼吸ができても腹式発声ができているとは限りません。腹式発声の練習法としては、息を吸ってお腹を膨らませたら、そのまま息を吐く要領で「あー」と長く声を出すロングトーンをしてみます。このときおへその下、いわゆる「丹田」と呼ばれる場所が固くなっていれば、しっかりとお腹から声が出せている証明になります。
(1)言葉に説得力が出る
説得力というのは、内容の誠実ささえあれば出るわけではありません。
思わず耳を傾けたくなる話し方、呼吸を入れるタイミング、そして話す声が相手にどう響くか。これらも説得力を持たせる大事なファクターです。
相手を惹きつけ、言葉に説得力を持たせる話し方のために腹式発声がどう関わるのかというと、まず声の響き方が変わります。喉で発声するときと、お腹から発声するときとでは、喉の筋肉を無駄遣いしないぶん腹式発声のほうがよく響く声が出るのです。よく響く声は、聞く人に心地よさを与えます。説得という面において、話を聞いてもらえるかどうかは重要な分岐点。まずは話を聞いてもらうための声作りに、腹式発声は最適というわけです。
また、腹式発声の呼吸法である腹式呼吸は、お腹の筋肉を使うので姿勢が悪いと正しくおこなえず、自然と背筋の伸びた美しい姿勢も身につきます。肩を落として背中を丸めた人と、背筋を伸ばし胸を張った人。同じ内容を話したときにどちらの言葉がより説得力に勝るか、いうまでもありませんね。
(2)英語をうまく発音することができる
英語の発音は、息の強弱でアクセントをつけることが多いです。これに対して日本語の発音は音程でアクセントをつけています。
そのため、息の強弱を意識することが少なく、息を強く吐きながら声を出すことに慣れていないため日本人の多くは英語の発音が苦手なのです。その息の強弱を、腹式発声なら使いこなすことができます。腹式発声は腹式呼吸で声を出しているので、腹筋や横隔膜を使ってより強い息を使うことができるからです。
また、喉に力が入っていないので大きく喉を開くことができ、これも強い息を使うのに一役買います。舌や口の動かし方も大事ですが、英語らしくネイティブに聞こえるよう発音するには強い息の吐き方や、ドッグブレスと呼ばれる横隔膜を使った息の使い方が必要なのです。
(3)歌や話し方の感情表現が豊かになる
腹式発声で出した声は喉から出した声よりも重く響き、声に深みが出てきます。
感情表現は通常の感情表現と違い、声に強弱をつけたり、緩急をつけたり、歌だとビブラートをかけたりと声の変化で表現します。喉で歌う声もビブラートをかけたり、歌う速さを変えたりはできますが、声の強弱をつけようと思うとなかなか難しいです。腹式発声を使えば、弱く出した声も聞き取りやすく、強く出した声がうるさいと思われることもない、理想的な歌声や話し方の声を出すことができます。聞き取りやすい、深みのある声だと感情が入ったものに聞こえます。
その声で強弱をつけることができれば、どんな歌・話し方でも自由自在に感情を表現できることでしょう。
(4)ミックスボイスが出せるようになる
カラオケで歌っていると、それまで歌っていた声では歌えなくなり声をひっくり返して高音を出す、あるいは高音で歌えなくなり低音に変えるという現象に見舞われます。
これはどうして起こるのかといえば、普通に歌うときに使う地声(チェストボイス)、高音を歌うときに使う裏声(ヘッドボイス・ファルセット)にはそれぞれ音域があり、その切り替えが上手にできていないからです。
でも、せっかく歌を歌うなら上手に、ひっくり返らずに歌いたいですよね。
そこで活躍するのが「ミックスボイス」です。
ミックスボイスにはいくつか定義があります。地声と裏声の中間の声、ミドルボイスを指すという定義もありますし、両方を極めた結果、地声から裏声までをグラデーションのように滑らかに発声できる技術を指すとする定義もあります。この記事では前者をミックスボイスとして扱いますが、どちらの定義にも共通しているのが「地声と裏声に境目がなくなる」ということです。腹式発声は、このミックスボイスの習得につながります。
ミックスボイスは、地声と裏声の両方の特徴を兼ね備える声帯の動きによって出すことができます。この閉じすぎず開きすぎない声帯の形というのは、喉の筋肉を使った発声方法では実現できません。発声するときに声帯を締めつけてしまうからです。腹式呼吸をマスターしたうえで腹式発声をすれば、喉に無理な力を入れることなく声帯の伸び縮みがやりやすくなります。
さらに呼吸をコントロールできるので、ミックスボイスの感覚が掴みやすいでしょう。練習を重ねることで、低音から高音までスムーズに発声することができるようになります。
(5)喉に負担をかけず大声が楽に出る
喉で声を出すと喉の筋肉を使い声帯を締め付けるので、声を出すほど喉に負担がかかり、酷いときには傷つくこともあります。ですが腹式発声なら、力を込めるのがお腹なので喉や声帯に余計な力がかかりません。
お腹から声を出すことで声のボリュームを調整することができ、喉に負担をかけず大きな声が楽に出せるというわけです。
『あ』は口を大きく縦に開きます。
『い』は口を横にします。
『う』は口をすぼめます。
『え』は『あ』と『い』の間くらいの開き方になります。
『お』は『う』の音より少し縦に口をすぼめます。
上記の『あいうえお』の音を基本に日本語の音は形成されています。
この5つの母音の口の開き方を身に付ければ他の音も改善していくでしょう。顔の筋肉の運動にもなり、表情にも繋がっていくので鏡を見ながら大げさぐらいに動かして丁寧に口の開き方を確認していきましょう。
また、こちらが不安な際には、ゆっくりと話しかけてくれる人は信頼できるような気がします。私は楽器を演奏するのですが、緊張する本番は必ず普段より早く演奏してしまい、聴く側に不要な心配をさせてしまうことも。
そんな時はテンポの大切さを痛感します。大事なプレゼン、発音や文法の間違いを起こしたくない英語でのインタビューの際は特に、残念な結果を巻き起こさないために、話し始める前に深呼吸。ゆったりとした気持ちを取り戻してから、冷静にゆっくり話すようにしたいものです。
プレゼンをする際の大事な要素のひとつである姿勢。
特に普段から猫背を指摘される人は気をつけたいものです。
発声を学んだ人なら知っていることですが、姿勢は声を出すのにもとても重要な要素です。背筋を伸ばすだけでもお腹から声を出しやすくなり、それと同時に必ず堂々と見えます。しっかりとした声で胸を張って話す人は自信に溢れているように見えます。
終わりに
如何でしたでしょうか?大きな声を出すためにはただ声を張り上げて大きくすれば良いわけではありません。まず、正しい発声法でしっかり発音することが大切だということが分かって頂けたと思います。是非話し方に役立てて頂ければと思います。
レッスン前に、かんたんなアンケート
(3、4分)
レッスンを受ける目的や、声のどんなところをどう改善したいかなど、アンケート用紙に記入していただき、レッスンの参考にさせていただきます。
レッスンを体験しましょう
(30分)
『対面式』または『スタジオリンク』、『オンライン』を選べます。 選んだレッスン方法でマンツーマンのレッスンを受けていただきます。アンケートに沿ってここでのレッスン内容、課題を一緒に話し合いながら行います。
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(15〜20分)
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