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滑舌と筋肉の関係とは?会話をよりスムーズに!!|話し方教室VOAT

2020.05.01

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はじめに

皆さん、人と会話をするうえで、もっと滑舌が良かったらと考えた事はありませんか?
大事な場面で言葉に詰まり、伝えたい事が上手く伝わらなかった経験もあるかもしれません。
どうしたら会話をスムーズにすすめられるか、どうしたら言葉をはっきりと発する事ができるか、細かいポイントをおさえ、是非滑舌のスペシャリストになりましょう。

■滑舌が良くない?その原因とは

そもそもなぜ滑舌が悪くなってしまうのか、その原因を探っていきましょう。

? 舌と顔(表情)の筋力低下

舌の筋肉が衰えると自分の思い通りに舌を動かすことができなくなってしまいます。
特に「た行」「な行」「ら行」は舌の影響を大きく受け、言いにくさが顕著にあらわれてしまいます。
舌の筋肉は年齢とともに衰え、咀嚼の回数や会話の減少により筋力低下が起こります。
若い方もやわらかいものばかり食べていると舌の筋肉が衰えてしまいます。
また、表情筋も滑舌に大きく影響します。
口の周りには何種類もの表情筋があり、これらの筋肉が発達していなかったり硬かったりすると、
きれいな発音をするための口の動きが鈍くなり、滑舌が悪くなる原因になります。
普段からよく喋ったり、よく笑ったり、表情を豊かにする事で顔の筋肉が活発に動き、
滑舌の改善につながります。

? 呼吸の仕方や姿勢が悪い

実は、先程の表情筋に呼吸の仕方も大きく関わってきます。
口呼吸の場合、口を開けている時間が長く口周りの筋肉が緩みます。
口を閉じる筋肉が弱くなると、口を閉じなければ発音できない「ま行」「ば行」のような言葉が上手く発音できず、会話に支障をきたすケースもあります。
呼吸が浅くなり吐く量が十分でないとぼそぼそと喋ってしまう原因につながりますので、
普段から鼻呼吸を心がけ、口呼吸にならないように気をつけましょう。
また、姿勢も滑舌に大きく影響します。
猫背で体が丸くなってしまったり、うつむきがちで視線が落ちてしまうと、声の通りが悪くなり口が上手く回らなくなる原因になります。
背筋を伸ばしきれいな姿勢を保ち、リラックスして声を出す事を心がけましょう。

? 早口になってしまう

滑舌が悪くて早口になってしまう人もいれば、早口だから滑舌が悪くなってしまう人もいます。
前者は、上手く言えない言葉があるとしっかり発音できずスピードが上がってしまうケースです。
早く話しているつもりがなくても、子音が上手く発音できなくて子音が消えてしまったり、
言葉がつっかえた時にすぐに次の言葉でかき消そうとしたりなど、原因は様々です。
後者は、子供の頃から早口で話す癖がついてしまっていて、上手く発音できなくてもガンガン早口で話してしまうケースです。
早口言葉の練習というのは、ただ早く話せばいいというわけではありません。
早口でもしっかりと発音ができるというのが大前提です。
早口で滑舌が悪くなるくらいなら、ゆっくりでもいいからはっきり発音できた方がいいですよね。
自分が早口だと思う方は、少し遅いくらいの意識で話してみましょう。

■呼吸と筋肉の上手な使い方

人と会話をするうえで、呼吸の仕方と筋肉の使い方はとても重要です。
使い方を間違ってしまうと、いい結果に結びつきません。 【腹式呼吸と胸式呼吸の違い】

? 胸式呼吸

胸式呼吸は、肺を覆っている肋骨が広がる事により、その肺が横に膨らむ呼吸です。
呼吸時に胸や肩、首の筋肉を使うので、その部分は力が入って緊張状態から硬くなってしまいます。
喉にも力が入るので、喉がリラックスした状態を保つ事ができません。

? 腹式呼吸

腹式呼吸は、みぞおちの上部にある横隔膜が下がる呼吸です。
息を吸うと横隔膜は下がり、肺の下に空気が入る事でお腹が膨らみます。
呼吸時に胸や肩、首の筋肉を使わないので、喉がリラックスした状態を保つ事ができます。

? 腹式呼吸が聞き取りやすい理由

胸式呼吸は、胸部周辺の狭い範囲で空気の出し入れをしているので、肺にたくさん空気を入れる事ができません。
吐く息の量が少なくなり勢いが出ないと、声帯の震えが小さくなり、聞き取りにくい声になってしまいます。
一方、腹式呼吸は、横隔膜が下がり胸部よりお腹周辺にまでたくさん空気を入れる事ができます。
入る空気が多い分吐く息の量も多いので、息を出した時に声帯がしっかり振動して、人の耳に聞き取りやすい声を出す事ができるのです。
人はストレスを感じていると、無意識に呼吸が浅くなる事があります。
呼吸が浅くなるとリラックスしにくい体になったり、スムーズに言葉を発する事ができなくなります。
腹式呼吸をしっかり身につけ、コミュニケーションに役立てていきましょう。

【滑舌と表情筋の関係性】
表情が豊かな人ほど滑舌が良く、表情に乏しい人ほど滑舌が悪い傾向にあります。
表情筋にはいくつもの種類がありますが、ここでは3つの筋肉を紹介していきます。

? 頬筋(きょうきん)

口角を外側に引き上げる筋肉→笑顔を作る時に使う
※口角を思い切り上げ、とびっきりの笑顔を10秒間保つと良い

? 口角下制筋(こうかくかせいきん)

上唇と口角を下に引き下げる時に使う筋肉→口を大きく開く時に使う
※下あごをしっかり下げ、口を縦に大きく開いて10秒間保つと良い

? 口輪筋(こうりんきん)

口元や唇周りの筋肉→会話全般に使う
※口をしっかり開き、母音の「あ・い・う・え・お」の形を10回繰り返すと良い

また、表情筋の使い方には注意が必要です。
2つの例を参考にしてみてください。

? 表情筋を使わなさすぎて滑舌が悪くなってしまう

・あまり表情を変えずに話してしまう
・気付いたら口が開いてしまっている
・鼻呼吸ではなく口呼吸をしてしまう

? 表情筋を使いすぎて無駄な力が入り滑舌が悪くなってしまう

・話す時に口を大袈裟に動かしてしまう
・歯を食いしばるように口を横に強く引っぱって話してしまう
・一つ一つの言葉がカクカクしてしまい滑らかではない

皆さんにも当てはまる項目はあったでしょうか?
言葉を発するうえである程度の力は必要ですが、力を入れすぎてしまうのは良くありません。
何事もバランスが大切です。
自分に足りないものは何かをしっかり見極め、トレーニングをする事が必要です。

■言葉の体操で気になる滑舌トレーニング

滑舌が悪くなる原因、呼吸の仕方、筋肉の使い方ががわかっただけでは、まだまだ滑舌のスペシャリストにはなれません。
どうしても必要になってくるのが、滑舌トレーニングです。
いくつかのトレーニング方法を説明していきましょう。

? 同じ発音のトレーニング

・カカカカカ
・サササササ
・タタタタタ
・ナナナナナ
・ハハハハハ
・マママママ
・ヤヤヤヤヤ
・ラララララ
・ワワワワワ

同じ言葉を連続して読んでみて、苦手な子音を見つけてください。
口をしっかり動かす事はもちろん、唇や舌の筋肉を意識しましょう。
まずは「あ」の母音だけで練習し、慣れてきたら「い」「う」「え」「お」の母音でも練習してみましょう。

? 五十音すべての言葉を使ってトレーニング

あ行から始まり、最後はわ行で終わります。
最初はゆっくりはっきり読んでいき、少しずつスピードを上げてチャレンジしてみましょう。
か行から始めて、あ行で終わるなど順番を変えてみるのもいいと思います。
慣れてきたら「い・き・し・ち・に・ひ・み・い・り・い」というように横並びでも練習してみましょう。
繰り返し読むと効果的なので、一回だけではなく何度も何度も読んでみてください。

? 舌をやわらかくするトレーニング

・「ダラナ・ディリニ・ドゥルヌ・デレネ・ドロノ」
・「ラリラリ・リルリル・ルレルレ・レロレロ」
・「パラ・ピリ・プル・ペレ・ポロ」
・「タテチツテトタトツ・ナネニヌネノナノヌ・ラレリルレロラロル」

何度噛んでも懲りずに繰り返し読んでみましょう。

? 五十音の歌

・あめんぼ あかいな あいうえお
・かきのき くりのき かきくけこ
・ささげに すをかけ さしすせそ
・たちましょ らっぱで たちつてと
・なめくじ のろのろ なにぬねの
・はとぽっぽ ほろほろ はひふへほ
・まいまい ねじまき まみむめも
・やきぐり ゆでぐり やいゆえよ
・らいちょう さむかろ らりるれろ
・わいわい わっしょい わいうえを

テンポ良く、はっきり読んでみましょう。

? 誰もがチャレンジする早口言葉

・生麦生米生卵(なまむぎなまごめなまたまご)
・東京特許許可局(とうきょうとっきょきょかきょく)
・赤巻紙青巻紙黄巻紙(あかまきがみあおまきがみきまきがみ)
・李も桃も桃のうち、桃も李も桃のうち(すもももももももものうち、もももすももももものうち)
・社長支社長司書室長(しゃちょうししゃちょうししょしつちょう)
・魔術師魔術修行中(まじゅつしまじゅつしゅぎょうちゅう)
・新進シャンソン歌手総出演新春シャンソンショー
(しんしんしゃんそんかしゅそうしゅつえんしんしゅんしゃんそんしょー)
・かえるぴょこぴょこみ(3)ぴょこぴょこ あわせてぴょこぴょこむ(6)ぴょこぴょこ
・この竹垣に竹立てかけたのは竹立てかけたかったから竹立てかけた
(このたけがきにたけたてかけたのはたけたてかけたかったからたけたてかけた)

一度も噛まずにすらすら読めたら、とても素晴らしいですね。

■今から始めよう!ルーティーンにする効果的な訓練法

滑舌のトレーニングは一日頑張ったからといってすぐ良くなるわけではありません。
日々の積み重ねと継続する強い気持ちが大切です。
自宅でもできるルーティーンをつくっていきましょう。

? 舌の柔軟運動

・体の柔軟運動のように、舌をダラーンと出してから引っ込めるトレーニング(1日20回)
・舌の先で左右の奥歯を交互に触るトレーニング(1日20回)
・舌の先を右上の奥歯から、右下、左下、左上の順番で時計回りに一周させるトレーニング
(1日20回)

? 表情筋を使い顔の運動

・口角と頬を持ち上げ笑顔を作り、5秒間キープしたら元に戻す(10回繰り返す)
・口を閉じた状態から、「う」の口で思い切り前に突き出し、5秒間キープしたら元に戻す
(10回繰り返す)
・驚いた表情で「お」の口で縦に開き、5秒間キープしたら元に戻す(10回繰り返す)
・「い」の口と「う」の口を交互に繰り返す(1日20回)

? 五十音すべての言葉を母音を意識して、明るく元気よくはっきり喋る<?h3> ※背筋を伸ばしきれいな姿勢を保ち、リラックスして声を出す事を心がけましょう

? 鼻から息を吸って、深く息を出す(1日10回)

※呼吸が浅くならないように、腹式呼吸を意識しましょう

自分のルーティーンをつくると、毎日にいいリズムができ心にも余裕が生まれます。
人と会話をする時にガチガチにならないように、普段から生活のリズムをつくっていきましょう。

終わりに
どのようにしたら会話をよりスムーズにできるかイメージできたでしょうか?
人と会話をするうえで大切な事は自分に自信を持つ事です。
自分にマイナスな気持ちがあると、それが相手に伝わってしまうものです。
今までより少しだけ自分に自信を持って、人と会話してみませんか?
一歩を踏み出すきっかけにしていただけたら嬉しいです。

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