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マスクで話すと「息苦しい」はストレスの原因にも上手に解消しよう|話し方教室VOAT【日常会話コース】

2021.08.17

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はじめに


2020年に流行り始めた新型コロナウイルス感染拡大によって、新しい生活様式が求められるようになりました。
特にマスクの着用は、もはや必須の項目となりました。
マスクを着用して、なおかつソーシャルディスタンスを保ちながらのコミュニケーションは難しい側面もたくさんあります。
マスクを着用しながらでも正しく伝えるポイントや、マスク着用時のストレス解消方法などをご紹介します。


■ マスクがズレる不安や息苦しさはストレスの原因に


(1)マスクがズレる


会話や動いている最中にマスクが下がってきてしまい、気が付くと鼻がむき出しになっていることはないでしょうか。
せっかくマスクをしていても、鼻がむき出しではマスクの効果が下がってしまいます。
さらに、その都度元の位置に戻さなければならない行為は、ストレスの原因にもなります。
ズレてしまう原因としては、マスクのサイズが合っていないことが考えられます。
小さいサイズよりは、少し大きめのマスクを選択するとズレることが少なくなるはずです。
サイズを大きめにしてもズレてしまう場合は、ズレないためにマスクの内側にノーズパッドをつける商品を検討してみてください。


(2)マスクが息苦しい


マスク着用時は、着用していない時と比べると、心拍数、呼吸数、血中二酸化炭素濃度、体感温度が上昇してしまうなど身体に大きな負担がかかります。
酸欠、めまい、頭痛、貧血になってしまう恐れがあります。
無理なマスク着用はとても危険ですので、ご自身の体調によっては外すよう心がけて下さい。
特に、高温や多湿の環境では熱中症のリスクも高くなります。
息苦しいと感じたら、無理をせずにマスクを外して、周囲の人と2m以上の十分な距離を確保して休憩をしてください。
負荷の強い作業や運動の際は、マスク着用を避けて、適度に水分補給を心がけてください。


■ マスクをしながら話すコツ


マスクをしていると口元が隠れてしまって表情や唇の動きの情報を読み取ることができません。
加えて声がこもって聴こえ辛くもなります。
話すうえでの良くない環境がそろってしまうマスク着用時でも、相手に伝わりやすくなるコツをいくつかご紹介します。


(1)ボディーランゲージ


身振りや手まね、目元の表情、視線、ジェスチャーなどで相手に意思を伝えます。
声を出さなくても、笑顔で頷くと相手には安心と同意の意思を伝えることができます。


(2) 大きな声とハッキリ口調


通常の会話時よりも口を大きく開けて、大きな声でハッキリした口調で話すように意識してください。
特にマスクを着用しての早口は聞き取り辛いので、ゆっくりと丁寧に話すことを心がけて下さい。
相手が不安そうな表情をしていたら「聞こえづらいでしょうか?」と確かめることも必要です。


(3)抑揚


マスク着用時は表情から伝える情報が少なくなってしまうので、抑揚の無い話し方では大切な箇所が印象に残りづらくなってしまいます。
高い音域で話し始めて、少しずつ低い音域になるように話すと抑揚がでます。
特に伝えたい箇所や強調したいことは、高い音域で話すと印象に残りやすくなります。


(4)間(ま)を大切にする


相手が同じ知識や情報を共有しているとは限りません。
知らないことを理解するための間(ま)を取ることで、理解のスピードにあわせることができます。


(5)声


顔に表情があるように、声にも様々な表情があります。
顔の「笑顔」は、声では「笑声(えごえ)」と呼ばれることがあります。
笑声は、相手に明るい気持ちを伝えます。
笑声のコツは、口角をあげて発音することです。
印象が良くなるだけではなく、声がハッキリと聞こえるようになります。


■ 息苦しさを解消するグッズで対策を


マスクが不快でも、どうしても外すことができずに長時間着用しなければならない場面というのもあると思います。
少しでも不快や不便さを解消してくれる100円ショップの商品ををいくつか紹介いたします。


(1)3D 立体快適マスクフレーム


https://amzn.to/3i1jqDQ
3D立体形状によってマスクのつけ心地と息苦しさの解消の両方をカバーしてくれるグッズです。
肌への密着を小さくするブラケット構造により、化粧崩れ、メイク崩れ防止、肌荒れ防止にもなります。
マスクをしながらでも、飛沫防止をしながら、息がこもらず、会話もしやすく、マスクをしたままでも、ゴーグルやメガネが曇りづらく、涼しく快適です。
外見も違和感がなく、接客時にも、自然な印象で感染予防対策になります。
台所用洗剤、漂白剤、次亜塩素酸、消毒用アルコールなどで何回も洗えて衛生的です。


(2)ノーズパッド


https://amzn.to/3zB5cje
長時間のマスク着用で鼻上部分に痛みを感じたり、メガネ着用時のくもりを軽減してくれるグッズです。
マスクにつけるだけなのですぐに使用可能です。
取り外しも簡単で、繰り返し便利に使うことができます。
※面ファスナーを剥がさないでそのままお使いください。
※パッチテスト済み(全ての方に皮膚刺激が発生しないということではありません)


(3)耳が痛くならない【マスクラック】


https://amzn.to/3zEOY8L
メガネとマスクの併用時の耳の痛みやマスク紐の摩擦による苦痛を軽減してくれるグッズです。
マスク紐がゆるくなってしまう小顔の方やお子様には特にオススメです。


(4)シリコンマスクケース


https://amzn.to/3BCD3tM
息苦しさを感じたときはマスクを外す決断をすることも重要です。
このグッズは、外したマスクを衛生的に簡単に持ち運びと保管を可能にしてくれます。


おわりに


新しい生活様式が求められる中で、ソーシャルディスタンスの徹底やマスクの着用はかなり浸透してきました。
マスクを着用することで声が聞こえづらくなってしまうのはある程度仕方ありません。
だからといってあきらめるのではなく、できることはたくさんありますので、思いを伝えるための努力を忘れないでください。
表情、顔色、視線、声のトーン、話す速度、ジェスチャーを使うなど、あらゆる工夫を凝らしてマスク着用時でも円滑なコミュニケーションが取れるようにしましょう。