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2人の門出を祝福しよう!結婚式でのスピーチ成功法|話し方教室VOAT【結婚式スピーチ対策】

2020.11.18

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-はじめに


結婚式の挨拶を頼まれたとき、どんな挨拶をすれば良いか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。挨拶の内容以外にも、マナーや振る舞いなど、気を付けるポイントがいくつかあります。結婚式といえば、幸せいっぱいな新郎・新婦の一生に一度の晴れ舞台です。ご両家、親戚の皆様はもちろん、上司や友人を招いて行います。当人たちだけの話ではなく、ふたつの家族がつながる機会でもあり、皆様に人生の大切な節目を見てもらう、新たなパートナーをお披露目する、さまざまな意味を持つのが「結婚式」です。その洗練された特別な場所できちんと「おめでとう」の心を伝えられる《スピーチ術》を4つにまとめてみました。


■これは必ず押さえておきたい!スピーチでのマナー


結婚式では、新郎新婦や主賓、ゲストの方々が挨拶やスピーチを行うシーンが多くあります。たくさんの人の前でのスピーチは誰だって緊張します。そこで、素敵な挨拶にする為に〈スピーチでのマナー〉をご紹介します。


(1) 忌み言葉 / いみことば


忌み言葉とは、その場にふさわしくない、縁起の悪い言葉を指します。何がどのようにふさわしくないのか、なぜ縁起が悪いのか、などは場合によりけりなので難しく感じるかもしれませんが、いろいろな人が出席する結婚式で忌み言葉をうっかり使ってしまい、おめでたい空気に水を差すのは避けたいです。では、忌み言葉の具体例、なぜ縁起が悪いのかを紹介します。


(2) 不幸・不吉を連想させる言葉


相次ぎ、飽きる、浅い、焦る、褪せる、忙しい、痛い、おしまい、落ちる、衰える、終わる、欠ける、悲しむ、枯れる、九(く)、崩れる、消す、壊す、最後、冷める、去る、四(し)、死ぬ、しめやかに、捨てる、葬式、絶える、散る、倒れる、弔う、とんでもない、流す、無くす、亡くなる、涙、冷える、病気、降る、仏、ほどける、滅びる、負ける、短い、病む、破る、敗れる、割る、悪い


(3)別れを連想させる言葉


失う、終わる、返す、帰る、切る、切れる、断る、裂ける、去る、捨てる、出す、逃げる、放す、離れる、ほころびる、ほどける、戻る、離縁、離婚、別れる


(4) 重ね言葉


かえすがえす、重ね重ね、くれぐれも、しばしば、重々、たびたび、たまたま、次々、時々、どんどん、日々、ますます、またまた、みるみる、わざわざ ※ただし、『どんどん・日々・ますます・みるみる』などの言葉の後に、いい意味での言葉で続けば気にしなくても大丈夫です。


これらの言葉は、お祝いの席での常識として、縁起が悪いといわれ絶対に使ってはいけません。
忌み言葉のなかには日常会話でよく使う言葉もたくさんあり、気をつけないと意外に無意識のうちに話してしまうことが多い言葉です。十分に注意しましょう。


■人生の先輩として!主賓スピーチ


主賓(しゅひん)として招待されるゲスト(お客様)は、新郎新婦と深い関わりのある職場の上司などが選ばれることが多いです。主賓として招待されると、多くの場合スピーチという大役が待っています。人生の先輩として!主賓や上司としてのスピーチの文例を、紹介します。


【自己紹介】


まずは自己紹介をします。
自分が何者なのか、自分の名前や新郎新婦との関係を話しましょう。自分の肩書が社長や代表取締役の場合、役職は言わず、会社名と名前だけを述べることが多いようです。


【文例】


「ただいまご紹介いただきました、山田君の勤務先上司にあたります、石上でございます」※司会者があなたの肩書や名前を紹介してくれているはずですから、ここは手短に簡単にすませましょう。


【祝辞】


次に新郎新婦やそのご両家・ご親族にお祝いの言葉を述べます。
招待に対するお礼の言葉を添えてもいいですね。


【文例】


「山田君、さゆりさん、ご結婚おめでとうございます。そしてご両家ご親族の皆様、心よりお祝い申し上げます。本日はこの素晴らしい披露宴にお招きいただき、誠に光栄に存じます」


【ポイント】


僭越(せんえつ)の意を伝えます。基本的に、主賓にはゲストの代表として、社会的地位の高い人が選ばれることが多いです。ですが、会場のゲストの中には、主賓に選ばれた自分よりも年配者や、場合によっては社会的地位がもっと高い人がいるかもしれません。その中で自分が代表することについて、「諸先輩方を前に誠に僭越(せんえつ)ではございますが、ご指名を賜りましたので、一言お祝い申し上げます」などと僭越の意を述べましょう。


【着席を促す】


新郎新婦や両家の親族は、主賓の挨拶を立ちながら聞いています。自己紹介と祝辞が終わったら、「皆さまどうぞご着席ください」と、着席を促しましう。


【エピソード】


新郎新婦の人柄が分かるようなエピソードを紹介します。上司の場合は、主に新郎新婦の仕事ぶりを中心に話すといいと思います。


【文例】


〈新郎の上司の場合〉
新郎・山田君は、営業部の一員として毎日取引先をかけまわっています。山田君は入社当時から、何でも人一倍真面目に、一生懸命に取り組んでいる青年でした。
その実直な性格を活かし、今では取引先でも厚い信頼を得るようになりました。別の担当者が出向いても、先方から山田君を指名されるほどです。新規取引先の開拓でも目覚ましい成果をあげ、我々上司はもちろん、後輩にとっても、とても頼りになる存在です。これからの活躍も、おおいに期待しています。そんな山田君から結婚の話を聞いた時、新婦さゆりさんのことを「優しく、おだやかな人」だと話してくれました。今日初めてお目にかかりましたが、聞いていた通り、優しい笑顔の素敵な方で、幸せそうなお二人の様子を微笑ましく眺めております。


〈新婦の上司の場合〉
新婦・さゆりさんは3年前から、○○老人ホームで介護士として働いています。この仕事は大変なことも多いのですが、さゆりさんは強い志を持っており、入所者の方にうまく誠意が伝わらない時にも辛抱強く笑顔で接していました。今ではさゆりさんの取り合いになってしまうくらいの人気者です。彼女が介護士を目指したのは、献身的におばあさまの介護をするお母様のお姿を見てきたことがきっかけだと聞いています。自分もいつか、お年寄りをお母様のように優しく寄り添って介護できる人間になりたいと、そう思ったのだそうです。その思いの通り、さゆりさんはとても優しく、まるで家族のように人の心に寄り添うことのできる素敵な介護士になりました。そんなさゆりさんが、とても誠実な新郎山田さんと出会い、ご自分の幸せをつかまれたことを、心より嬉しく思っております。


【ポイント】


会社説明はサラッと新郎新婦の仕事ぶりを紹介するにあたって、どんな会社でどんな仕事をしているのか説明する必要があります。ですがそこを長くしてしまうと、会社のPRをしているみたいな印象になり聞いている方も退屈してしまいます。会社説明は最低限にし、新郎新婦のエピソードをメインにお話ししましょう。


【相手側にも褒め言葉を】


新郎側なら新婦に対して、新婦側なら新郎に対して、ひとこと誉め言葉を入れておくと好印象です。


【当日の話を盛り込んでもよいです】


たとえば会社の社長など、普段あまり新郎新婦と仕事上で接点がない場合もあります。そんな時はエピソードが薄くならないように、うまく当日の話を盛り込んでも大丈夫です。「幸せそうに見つめ合う姿を見て、本当にお似合いの二人だと感じました」など、結婚式当日のエピソードを足して内容をふくらませましょう。


【はなむけ・締め】


新郎新婦への励ましの言葉、人生の先輩としてのアドバイスを贈りましょう。名言・格言・ことわざなどを使ってもいいですね。その後、改めてお祝いの言葉を述べて挨拶を締めましょう。※名言はいくつも使わず、一つにしぼりましょう。ムリに名言を引用する必要もないです。自分の経験に基づいたアドバイスでも心に響きます。


■短いからこそ難しい乾杯の挨拶


乾杯の挨拶は、結婚式の始まりの合図です。緊張感のある雰囲気を和らげ、なごやかな空気に変える大事な役割があります。乾杯酒が注がれるタイミングやゲストが立ち上がるタイミングなど、実はけっこう難しいのが乾杯です。
司会者から事前の確認があることが多いですが、入館や挙式の時間によっては事前の打合せができないこともあります。
そんなときは乾杯の前にスピーチがあるか、スピーチがどのくらいのボリュームか、司会者や、近くのスタッフに声をかけておくとよいでしょう。
ゲストにお酒が注がれた状態で話し始めるのか、自分が話している間にお酒を注ぐのかは、ゲストの人数やスピーチの長さによって、会場のスタッフに判断してもらえばよいです。スピーチがあるなら、立ってほしいタイミングで司会者に合図するか、自分で「それではグラスをお持ちの上、お立ち上がりください」とゲスト(お客様)に促してもよいです。


【文例:新郎新婦の上司/スピーチなしの場合】


〇〇(新郎)さん、〇〇(新婦)さん ご結婚おめでとうございます。
心よりお祝い申し上げます。
ただいまご紹介いただきました〇〇株式会社の〇〇でございます。
僭越ではございますが、ご指名いただきましたので、乾杯の音頭を取らせていただきます。(司会者に合図=ゲストに立ってもらう)
それでは、ご唱和をお願いします。おふたりの末永いお幸せとご両家ならびにご臨席の皆様のご健勝とご多幸をお祈りいたしまして、乾杯!


【文例:新郎新婦の上司/スピーチありの場合】


〇〇(新郎)さん、〇〇(新婦)さん 本日は誠におめでとうございます。
ご両家の皆様にも心よりお慶び申し上げます。
〇〇株式会社の〇〇と申します。本日はこのようなおめでたい席にお招きいただきまして誠にありがとうございます。
主賓祝辞と同様に具体的なエピソードなど盛り込めると良いです。
それでは、僭越ではございますが、ご指名いただきましたので、乾杯の音頭を取らせていただきます。(司会者に合図=ゲストに立ってもらう)それでは、ご唱和ください。ご両家の益々のご繁栄と新郎新婦の末永い幸せを祈念いたしまして、 乾杯!


■少しくらい砕けた内容でもマナー違反にならない?友人代表のスピーチ


〈NG例を紹介します〉
×新郎新婦の過去の失敗談 
×自分の話ばかりする 
×新郎新婦をけなす  
×酔っぱらってグダグダになる 
×過去の新郎新婦の言われたくないような過去を暴露 
×くだけすぎた話し方と内容 = 会場には、新郎新婦の友人だけでなく、両親や親族、会社関係の人もいます。下ネタや内輪ネタを話したり、敬語を少しも使わず乱暴に話したりするのはダメです。
×スピーチが長すぎる・短すぎる=友人代表のスピーチは、3~4分程度にまとめるのが基本です。


〈スピーチの内容〉


①祝福の言葉を述べた後
②自己紹介を行い
③新郎新婦との間でのエピソードについてお話しましょう。
最後に
④新郎新婦へのメッセージを送って締めくくるというのが流れです。友人代表のスピーチは、内容によって《感動あり、笑いありの素敵な時間》を演出しましょう。


-終わりに


結婚式の挨拶を頼まれたとき、どんな挨拶をすれば良いか悩んでしまうことも当然あります。ですが、一番大切な事は、幸せな新郎新婦の、門出の席。
新たな道に進む二人へ、自分が一番何を伝えたいのか。そこから考えてみると自ずと〈言葉の時間軸〉が見えて来ると思います。「おめでとう」の心を伝えられることを願っています。