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友人代表や主賓スピーチを頼まれた!心に残るスピーチとは |話し方教室VOAT【結婚式スピーチ対策】

2021.01.12

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-はじめに


幸せいっぱいな新郎・新婦の一生に一度の晴れ舞台で、結婚式のスピーチを頼まれたとき、どんな挨拶・スピーチをすれば良いか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。ご家族、親戚はもちろん、上司や友人を招いて行います。当人たちだけの話ではなく、ふたつの家族がつながる機会でもあり、皆様に人生の大切な節目を見てもらう、さまざまな意味を持つのが「結婚式」です。その洗練された特別な場所で《心から、おめでとう》と伝えられるスピーチとはどういったものなのか!?今回、5つにテーマを絞りました。参考にしてくださいね!


■何分にまとめればいい?スピーチ文章の構成を考えよう


〈スピーチの時間は、5分以内で〉


スピーチのときに気をつけたいのは、スピーチが長くなりすぎないようにすること。新郎新婦との思い出や感謝を伝えようとするとたくさんの想いがあふれ、スピーチが長くなってしまいがちです。どれだけいいことを言っていても、話が長くなればなるほど、聞いている側が疲れてしまいます。スピーチの時間は5分程度にまとめるのが良いです。友人代表のスピーチは、3~4分程度にまとめるのが基本です。


〈スピーチの文章の構成は〉


まず、①祝福の言葉を述べた後 ②自己紹介を行い ③新郎新婦との間でのエピソードについてお話しましょう。最後に、④新郎新婦へのメッセージを送って締めくくるというのが流れです。友人代表のスピーチは、内容によって《感動あり、笑いありの素敵な時間》を演出しましょう。


■使ってはいけない言葉とは


スピーチでのふさわしくない〈言葉のマナー〉があります。必ず押さえておきたいところです。結婚式では、新郎新婦や主賓、ゲストの方々が挨拶やスピーチを行うシーンが多くあります。たくさんの人の前でのスピーチは誰だって緊張します。そこで、素敵な挨拶にする為に〈スピーチでのマナー〉をご紹介します。


{忌み言葉/いみことば}


忌み言葉とは、その場にふさわしくない、縁起の悪い言葉を指します。何がどのようにふさわしくないのか、なぜ縁起が悪いのか、などは場合によりけりなので難しく感じるかもしれませんが、いろいろな人が出席する結婚式で〈忌み言葉〉をうっかり使ってしまい、おめでたい空気に水を差すのは避けたいです。では、忌み言葉の具体例、なぜ縁起が悪いのかを紹介します。


{不幸・不吉を連想させる言葉}


相次ぎ、飽きる、浅い、焦る、褪せる、忙しい、痛い、おしまい、落ちる、衰える、終わる、欠ける、悲しむ、枯れる、九(く)、崩れる、消す、壊す、最後、冷める、去る、四(し)、死ぬ、しめやかに、捨てる、葬式、絶える、散る、倒れる、弔う、とんでもない、流す、無くす、亡くなる、涙、冷える、病気、降る、仏、ほどける、滅びる、負ける、短い、病む、破る、敗れる、割る、悪い


{別れを連想させる言葉}


失う、終わる、返す、帰る、切る、切れる、断る、裂ける、去る、捨てる、出す、逃げる、放す、離れる、ほころびる、ほどける、戻る、離縁、離婚、別れる


{重ね言葉}


かえすがえす、重ね重ね、くれぐれも、しばしば、重々、たびたび、たまたま、次々、時々、どんどん、日々、ますます、またまた、みるみる、わざわざ ※ただし、『どんどん・日々・ますます・みるみる』などの言葉の後にいい意味の言葉を続けば気にしなくても大丈夫です。


これら上記は、お祝いの席での常識として、縁起が悪いといわれ使ってはいけません。
忌み言葉のなかには日常会話でよく使う言葉もたくさんあり、気をつけないと無意識のうちに話してしまうことが多い言葉です。十分に注意しましょう。


■主賓・上司としてのスピーチ例文


主賓(しゅひん)として招待されるお客様(ゲスト)は、新郎新婦と深い関わりのある職場の上司などが選ばれることが多いです。主賓として招待されると、多くの場合スピーチという大役が待っています。人生の先輩として!主賓や上司としてのスピーチの文例を、紹介します。


【自己紹介】
まずは自己紹介をします。
自分が何者なのか、自分の名前や新郎新婦との関係を話しましょう。自分の肩書が社長や代表取締役の場合、役職は言わず、会社名と名前だけを述べることが多いようです。


【文例】
「ただいまご紹介いただきました、山田君の勤務先上司にあたります、石上でございます」※司会者があなたの肩書や名前を紹介してくれているはずですから、ここは手短に簡単にすませましょう。


【祝辞】
次に新郎新婦やそのご両家・ご親族にお祝いの言葉を述べます。
招待に対するお礼の言葉を添えてもいいですね。


【文例】
「山田君、穂奈さん、ご結婚おめでとうございます。そしてご両家ご親族の皆様、心よりお祝い申し上げます。本日はこの素晴らしい披露宴にお招きいただき、誠に光栄に存じます。」


【ポイント】
僭越(せんえつ)の意を伝えます。基本的に、主賓にはゲストの代表として、社会的地位の高い人が選ばれることが多いです。ですが、会場のゲストの中には、主賓に選ばれた自分よりも年配者や、場合によっては社会的地位がもっと高い人がいるかもしれません。その中で自分が代表することについて、「諸先輩方を前に誠に僭越(せんえつ)ではございますが、ご指名を賜りましたので、一言お祝い申し上げます」などと〈僭越の意〉を述べましょう。


【着席を促す】
新郎新婦や両家の親族は、主賓の挨拶を立ちながら聞いています。自己紹介と祝辞が終わったら、「皆さまどうぞご着席ください」と、着席を促しましょう。


【エピソード】
新郎新婦の人柄が分かるようなエピソードを紹介します。上司の場合は、主に新郎新婦の仕事ぶりを中心に話すといいと思います。


【文例】
〈新郎の上司の場合〉
新郎・山田君は、営業部の一員として毎日取引先をかけまわっています。山田君は入社当時から、何でも人一倍真面目に、一生懸命に取り組んでいる青年でした。その実直な性格を活かし、今では取引先でも厚い信頼を得るようになりました。別の担当者が出向いても、先方から山田君を指名されるほどです。新規取引先の開拓でも目覚ましい成果をあげ、我々上司はもちろん、後輩にとっても、とても頼りになる存在です。これからの活躍も、おおいに期待しています。そんな山田君から結婚の話を聞いた時、新婦・穂奈さんのことを「やさしく、おだやかな人」だと話してくれました。今日初めてお目にかかりましたが、聞いていた通り、やさしい笑顔の素敵な方で、幸せそうなお二人の様子を微笑ましく眺めております。


〈新婦の上司の場合〉
新婦・穂奈さんは3年前から、○○老人ホームで介護士として働いています。
この仕事は大変なことも多いのですが、穂奈さんは強い志を持っており、入所者の方にうまく誠意が伝わらない時にも辛抱強く笑顔で接していました。今では穂奈さんの取り合いになってしまうくらいの人気者です。彼女が介護士を目指したのは、献身的におばあさまの介護をするお母様のお姿を見てきたことがきっかけだと聞いています。自分もいつか、お年寄りをお母様のように優しく寄り添って介護できる人間になりたいと、そう思ったのだそうです。その思いの通り、穂奈さんはとても優しく、まるで家族のように人の心に寄り添うことのできる素敵な介護士になりました。そんな穂奈さんが、とても誠実な新郎・山田さんと出会い、ご自分の幸せをつかまれたことを、心より嬉しく思っております。


【ポイント】
会社説明はサラッと新郎新婦の仕事ぶりを紹介するにあたって、どんな会社でどんな仕事をしているのか説明する必要があります。ですがそこを長くしてしまうと、会社のPRをしているみたいな印象になり聞いている方も退屈してしまいます。会社説明は最低限にし、新郎新婦のエピソードをメインにお話ししましょう。


【相手側にも褒め言葉を】
新郎側なら→〔新婦に対して〕新婦側なら→〔新郎に対して〕ひとこと誉め言葉を入れておくと好印象です。


【当日の話を盛り込んでもよいですね】
たとえば会社の社長など、普段あまり新郎新婦と仕事上で接点がない場合もあります。そんな時はエピソードが薄くならないように、うまく当日の話を盛り込んでも大丈夫です。「幸せそうに見つめ合う姿を見て、本当にお似合いの二人だと感じました。」など、結婚式当日のエピソードを足して内容をふくらませましょう。


【はなむけ・締め】
新郎新婦への励ましの言葉、人生の先輩としてのアドバイスを贈りましょう。名言・格言・ことわざなどを使ってもいいですね。その後、改めてお祝いの言葉を述べて挨拶を締めましょう。※名言はいくつも使わず、一つにしぼりましょう。ムリに名言を引用する必要もないです。自分の経験に基づいたアドバイスでも心に響きます。


■友人代表スピーチの例文


〈新郎友人スピーチ〉


蓮君、穂奈さん、ご両家ご親族の皆様、本日は誠におめでとうございます。
ただ今ご紹介にあずかりました、新郎友人の野村孝之と申します。
どうぞ皆様、ご着席ください。


新郎とは幼稚園からの付き合いなので、本日もいつも通り『蓮・レン』、と呼ばせていただきたいと思います。蓮と僕は子供の頃からいつも、同じ遊びをして、同じスポーツをして、ずっといいライバルでしたね。でも何かあったとき、一番に頼るのもお互いでした。僕が仕事のことで落ち込んで涙を流してしまった時も、蓮はバカにすることなく、ずっと隣で一緒にお酒を飲んでくれました。あの夜のことは、今でも忘れられない思い出です。
普段はこんなこと言葉にしないけど、蓮ほど信頼できる男はいないと思っています。勝負の勝敗はつねに五分五分だったけど、僕より先にこんなに素敵な奥さんをもらうなんて、今回ばかりは負けを認めざるをえません。幸せそうな二人の姿を、心から嬉しく思います。穂奈さん、蓮は自信を持っておすすめできるいい男です。
二人で、末永く幸せな家庭を作って下さい。蓮、結婚してもたまには飲みに行こうな。本日は誠に、おめでとうございます。


〈新婦友人スピーチ〉


蓮さん、穂奈さん、ご結婚おめでとう!
このようなおめでたい席で一緒にお祝いできること、心から嬉しく思います。私は、新婦の高校時代からの友人で、西野香奈と申します。ご指名により、誠に僭越(せんえつ)ではございますが、友人代表としてお祝いの言葉を述べさせていただきます。また、新婦のことは普段、穂奈ちゃん、と呼んでいるので、本日も親しみを込めてそう呼ばせていただくことをお許しください。
穂奈ちゃんと私は、高校3年間をずっと一緒に過ごしました。学校ではもちろん、放課後も休みの日も、いつも一緒だった気がします。何時間話しても話が尽きないのは、今でも変わりませんね。でも穂奈ちゃんは楽しいだけじゃなく、私にダメなところがあればきちんと叱ってくれる存在でもありました。たとえば高校時代、バスケ部でレギュラーを外された私がすっかりやる気をなくしていた時。穂奈ちゃんは私がいつも通り遊びに誘っても、「今の香奈には他にやることがあるでしょう」と、静かにたしなめてくれました。そのおかげで私は逃げることなく、3年間バスケを続けることができたんです。
強くて優しい気持ちをもった穂奈ちゃんが、私は本当に大好きです。そんな穂奈ちゃんに蓮さんを紹介された時は、自分の事のように嬉しく思いました。穂奈ちゃんが話しているとき、その横顔に穏やかな笑顔を向ける蓮さんを見て、素敵な人なんだなと、心から安心しました。穂奈ちゃん、お嫁にいってしまうのは少し寂しい気もするけど、これからもずっと、一番の友達でいて下さい。蓮さん、穂奈ちゃんは我慢強いところがあるので、ムリしすぎないように見守ってあげてくださいね。末永くお幸せに!ありがとうございました。


〈感動を誘うスピーチにするポイント〉


上記文例でもありますが、スピーチの中で、友人である新郎新婦のことは、《いつもどおりの呼び方》にするのがポイント!普段は呼び捨てなのに、「○○さん」ではなんだか感情移入もしにくいですよね。「いつも通り○○と呼ばせてください」と一言添えて、親しみのある呼び方で話すといいです。
そして《エピソード》は、スピーチの中でも一番の感動ポイントです。「新婦は美人で人柄も良く・・」など、誰でも話せるような話ではなく、もっと具体的な《エピソード》を語るのが感動を誘うコツです。自分と新郎新婦の間柄だからこそという《思い出》を選んで、気持ちを込めて話しましょう。スピーチの後半で「これからも応援している!見守っているよ!」という《あたたかい気持ち》を伝えて締めれば、じんわりと感動を誘うスピーチになりそうですね。


〈NG例を紹介します〉


友人代表のスピーチは少しくらい砕けた内容でもマナー違反にならないの?!


×新郎新婦の過去の失敗談 
×自分の話ばかりする 
×新郎新婦をけなす 
×酔っぱらってグダグダになる 
×過去の新郎新婦の言われたくないような過去を暴露 
×くだけすぎた話し方と内容


会場には、新郎新婦の友人だけでなく、両親や親族、会社関係の人もいます。下ネタや内輪ネタを話したり、敬語を少しも使わず乱暴に話したりするのはダメですよ。更に、スピーチが長すぎる、短すぎるもNGです!友人代表のスピーチは、3~4分程度にまとめましょう。


■結婚式スピーチでの話し方の作法やポイント


〈話し方を意識する〉


スピーチの印象は、声のトーンや大きさ、しぐさで決まるといっても過言ではありません。スピーチをするときは、
ポイント1》〈胸をはって姿勢よく〉立つことを心がけて下さい。また、緊張して早口になってしまわないように。
ポイント2》〈ゆっくり・はっきり〉発音して話しましょう。
ポイント3》〈視線は顔をあげて、正面を見つめる〉と良いです。余裕があれば会場を見渡したり、新郎新婦や友人とアイコンタクトをしたり、堂々と立ち居振る舞いましょう。間違っても、下を向いて話したり、もじもじしたりしないことです。


〈話し方も大切〉


素敵なご挨拶・スピーチを考えても、ずっと下を向いて話していたり、小さな声で聞こえにくい・・なんてことになったら、ゲストも、新郎新婦も感動しにくいです。早口にならないように意識してゆっくり、そしてハッキリ話すことを心掛けて下さいね。もし、言葉に詰まったり、緊張が伝わっても大丈夫です。友達のために一生懸命慣れないスピーチをするあなたの姿に、きっと新郎新婦もゲストも、心を打たれるでしょう。
ポイント4》〈新郎新婦に話しかけるような気持ちで喋る〉といいです。とにかく喜びを伝え、新郎新婦の幸せを、自分がどんなに喜び、祝福しているかを伝えましょう。心からの祝福が伝われば、上手な言葉じゃなくても、心に響くスピーチに必ずなります!


-終わりに


結婚式のスピーチを頼まれたとき、どんな挨拶をすれば良いか悩んでしまうことも当然ありますが、一番大切な事は、幸せな新郎新婦の、新たな道に進む二人へ、自分が一番何を伝えたいのか。そこから言葉を探し、紡いでいけると、新郎新婦への〈素直な言葉〉が見えて来ると思います。《心から、おめでとう》を伝えられることを願っています。