
?はじめに
会社や学校で実施される「1分間スピーチ」に苦手意識を持ってお困りの方は多いと思います。
どんな内容を話したら良いのか、どんな話し方をしたら良いのか悩んでしまいますよね。
ここでは、そんな1分間スピーチのポイントや定番ネタについて解説します。
実際のスピーチやコミュニケーションにも応用できますので、自信を持って臨むことができるようなテクニックをたくさんつかんでいただければと思います。
■ 1分間スピーチとは?何のためにやってるの?
1分間スピーチの目的を紹介します。
(1)発表の練習
報告や意見の発表、仕事における商談など、発表やプレゼンする場面を想定しています。
1分間という短いスピーチに慣れておくことで、情報収集能力やアピール力が磨かれます。
また人前で話すときに緊張して慌ててしまったり、声が小さくなったり早口になってしまう人も、予行練習で慣れておくと本番で有効です。
(2)伝える力を身につける
限られた時間の中で話をまとめようとすることで、必要な情報を分かりやすく伝える能力が身につきます。
要点を絞ることはもちろんですが、聞いている人が納得できる結論までを1分間で持っていくのは簡単なことではありません。
■ まずはスピーチの基本を覚えよう
ここではスピーチの基本を紹介します。
(1)テーマを決める
聞き手の立場になって、有意義な内容になるように気をつけてください。
自分が知っていることをダラダラと話すだけでは聞いてもらえません。
(2)原稿作成
1分間スピーチであれば300文字程度が適切です。
伝えたい内容を全て書き出してから優先順位をつけてまとめてください。
予め文字数の目安を設定しておくことで、原稿の作成も捗ります。
話すスピードも人によって異なりますので、原稿が完成したら必ず音読するようにしましょう。
緊張すると早口になってしまいますので、焦らないように心がけてください。
■ 1分間スピーチを話すポイント
1分間スピーチでうまく話すポイントを4つ紹介します。
(1)起承転結
導入ではテーマの説明をして聞き手の関心を引きつけます。
本題ではテーマについて深く掘り下げていきます。
最後はスムーズに結論につなげて話の筋道がしっかりしている印象を与えましょう。
(2)内容を暗記する
1分間であれば原稿を見ないでスピーチするのが基本です。
一言一句丸暗記するのではなく、スピーチの流れや重要なポイントを暗記してください。
不安なときは、スピーチの流れを書いたメモを用意しておくと効果的です。
(3)「間(ま)」を置く
時間を気にするあまり、焦って早口になってしまうことがあります。
しかし緩急なく早口で話し続けられてしまうと、印象に残らないまま終わってしまいます。
本題に入る前、重要なキーワードの前などに意識をして間を置くと、相手に伝わりやすくなります。
(4)声のトーンを上げてハッキリ話す
どんなに内容が良くても、下を向いてボソボソと話しているスピーチは聞いていられません。
聞き手の顔を見て、聞き取りやすいように話すことを意識してください。
口を大きく開けることを意識するのも忘れないでください。
■ 1分間スピーチに使える定番ネタ
話のネタになるようなことがないかを意識して生活してみてください。
1分間スピーチだけでなく、誰かと楽しく会話をする上でも楽しいネタをストックしておくことは有効です。
ニュースや雑誌、インターネットを使えばネタに困ることはないはずです。
また、身近で起こった経験は自分だけのオリジナルなネタになるので、面白かった出来事は忘れないためにも短くまとめる習慣をつけておくと良いです。
ここでは1分間スピーチに使える定番のネタをいくつか紹介します。
(1)仕事や職場でのスピーチネタ
・自己紹介
入社して初めてのスピーチでは自己紹介が特におすすめです。
人の出入りが多い職場では尚更ですが、会社では自己紹介をする場面が多いです。
自分のことについて短時間で理解をしてもらえる良い機会になります。
・最新ニュースや時事ネタ
自社や取引先に関連するニュースなどは、自分にとっても聞き手にとっても有意義です。
知的な一面を示すこともできます。
自分の意見も大事ですが、客観的なデータや理論に基づいた内容が好ましいです。
・仕事への抱負や意気込み
自分の仕事への抱負や意気込みの決意表明をすると、職場内の士気も上がっておすすめです。
上司や同僚にも好印象です。
その決意に至ったプロセスを端的に説明して、周囲のモチベーションを上げるつもりで話してください。
(2)中学生や高校生の学校でのスピーチネタ
・趣味やハマっていること
趣味やハマっていることを話すときに注意する点は「聞き手を楽しませる」ことです。
実際に楽しんでもらえるかは別として、楽しませようという工夫や配慮をしているかどうかは相手に必ず伝わります。
自分の趣味について、聞き手の知識が全く無かったとしても理解できるように、分かりやすく話すようにしてください。
・休日の過ごし方
休日の過ごし方を話すことで、自分のことをより深く知ってもらう良い機会になります。
聞き手も身構えることなく気軽に聞くことができるテーマです。
?終わりに
1分間スピーチについて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
テーマになるネタは普段からアンテナを張っておくことで、様々な場面で役に立ちます。
スピーチが苦手な人はトレーニングあるのみです。
回数をこなせばこなした分だけ上達しますので、反復練習を怠らずチャレンジし続けてください。