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苦手な人や嫌いな人とのストレスを溜めない会話術|話し方教室VOAT

2021.08.28

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?はじめに

苦手な人や嫌いな人との会話はどうしてもストレスが溜まります。
個人的なプライベートだけの付き合いの人であれば、接触を避けることで会話を回避することが可能です。
しかし、仕事でお付き合いのある人は、自分だけの都合で接触を避けることはできないので、全く顔を合わせないわけにはいきません。
どうしても苦手な人や嫌いな人と会話をしなくてはならないシチュエーションのとき、少しでもストレスを溜めない会話術をご紹介します。


■仕事やお付き合いは避けられない!嫌い・苦手な人との接し方

職場にいる苦手な人や嫌いな人とは、以下のような心持ちで接してみてください。


(1)受け流す、受け入れる

苦手な人や嫌いな人との会話の内容は、納得できないことがほとんどだと思います。
それでも「苦手」「嫌い」という感情はひとまず抑えて、「自分とは違う価値観や考え方を知る」という意識に変えてみてください。
思いのほか新たな発見があるかもしれません。
マイナスの感情で相手の粗探しをしても、嫌な気持ちが募るばかりです。
嫌な相手に影響されてしまって、自分が嫌な人にならないように気をつけてください。
上手く受け流したり受け入れることができると、むしろ相手にとっては自分が好きな人になる可能性があります。
そうなれば、苦手意識や嫌いな感情は薄まるはずです。


(2)丁寧に接して一定の距離を保つ

1.他の人以上に丁寧に接する
いくら苦手であったり嫌いでも、悪い態度を表に出すのは良くありません。
周囲の雰囲気も悪くなって、あなた自身の周りからの評価も落とすことになってしまいます。
感覚としては、相手を取引先のお客様だと思って接してみてください。
相手が大事なお客様だと思えば、ある程度の嫌なことも我慢できるはずです。
よそよそしくなり過ぎてしまうと、相手が気分を害してしまうので気をつけてください。


2.一定の距離を保つ
無理矢理に接点をつくろうとする必要はありません。
自分から話しかけたり近づいたりすることは最低限に留めることが大切です。
接点が減ることで、嫌な思いをする可能性も減ります。


■無視はNG!態度に出さない工夫

苦手であったり嫌いであっても、無視をしたり冷たい態度をとることはもちろん、悪口や嫌がらせをすることはいけません。
感情を抑えることができずにやってしまうと、一時的にはストレスの発散になるかもしれませんが、最終的にはあなたの評判を落とすだけです。
態度に出ないようにする工夫をご紹介します。


(1)周囲への気遣いを忘れない

無視や冷たい態度は、それを見ている周囲の人にも不快感を与えてしまいます。
無関係の人まで巻き込んでしまうことに罪悪感を感じることができれば、無視や冷たい態度をとることをやめることができるはずです。


(2)自分が周囲にどのように見えるか意識する

苦手な人や嫌いな人のせいで自分の評価を落とす必要ありません。
ストレス発散したい気持ちをぐっと堪えて、器の大きい人間になるためにも耐えましょう。


(3)周囲に相談する

一人で抱え込まず、家族や友人など信頼できる人に相談しましょう。
ポイントは、相談が悪口や愚痴にならないようにすることです。
事実と自分の気持ちを正直に話してみましょう。
客観的な視点から解決策を提案してくれるかもしれません。


■嫌いな人との会話術

嫌いな人との会話を上手に成立させるためには、自分自身の感情をコントロールできるかどうかです。
簡単にはできることではありませんが、意識するポイントをご紹介します。


(1)許す気持ち

気に入らない言動や態度にその都度腹を立てていてもキリがありません。
こちらが包容力で相手を包み込んでやる、くらいの大きな心の余裕を持つことができるのが理想です。


(2)良いところを探す

嫌いという感情や苦手意識を抱くと、相手の良いところが見えなくなってしまいがちです。
どこかに必ず良いところがあるはずです。
探してみてください。


(3)決めつけない

「この人はこういう人だ」と決めつけないことです。
どうしても難しい場合は、少し時間をおいてその人のことを考えることをやめてみてください。
深呼吸をしてひと息いれることで、冷静に判断ができることもあります。


(4)「人」ではなく「会話の内容」を意識する

嫌いな相手である「人」ではなく「会話の内容」である話題や指示に意識を集中してみてください。


(5)期待しない

期待をしている限り、相手へのマイナス感情がなくなることはありません。
嫌いなところもその人の個性だと割り切って、思い切って期待を捨てることも時には大切です。


?終わりに

全ての人に好かれる人がいないのと同じく、誰にでも「苦手」「嫌い」と感じる人がいます。
「苦手な人」や「嫌いな人」と上手に会話をするためには、相手を変えようとしたり、相手に期待してはいけません。
自分が変化をする必要があります。
自分の感情を上手くコントロールすることはとても難しいですが、頑張ってみてください。
克服した暁には、ストレスから解放されるだけでなく、新たな人間関係の構築から新しい価値観が生まれて、人として成長することができます。