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一緒にいて疲れる・・・。話がコロコロ変わる人の対処法|話し方教室VOAT

2023.06.09

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はじめに

あなたの周りには、話がコロコロ変わってしまって疲れる。。
そんな人はいないでしょうか?
一度や二度ならまだしも、毎回何度も変わってしまうとイライラやストレスは溜まる一方です。
それが自分よりも立場が上の上司であれば尚更です。
ここでは、そんな話がすぐに変わってしまう人の特徴とその関わり方、上手に対処する方法についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。


■ なぜ話がコロコロ変わるのか

話がコロコロ変わってしまう人の行動には、さまざまな理由が存在しますのでご紹介します。

(1)注意散漫さ

注意を長く集中させることが難しく、話題に対して短期的な興味しか持たないため、一つのトピックに飽きたり、新しい刺激を求めて話題が進む前に次の話題に飛びついてしまうことがあります。


(2)思考の連想力と創造性

思考の連想力や創造性に優れているために、頭の中で様々なアイデアやトピックが交錯して、新たな視点や関連性のない結びつきを見出して話が変わってしまうことがあります。


(3)情報過多

さまざまな情報やトピックに触れたい欲求を持っていて、会話中にそれらを表現しようとしますが情報がオーバーロードして話が変わってしまうことがあります。


(4)コミュニケーションスキルの不足

適切なコミュニケーションスキルの不足によって話題が変わることがあります。
自分の思考やアイデアを適切に伝えることが難しく、話題が進む前に次の話題に切り替えてしまうためです。


(5)注意欠如や不安

注意散漫さや不安感から自身の思考を整理することが難しく、話題を変えることで不安を軽減しようとする傾向があります。
また、長時間一つの話題に留まることが苦痛であったり、不安を引き起こすこともあります。


(6)コミュニケーションの目的の欠如

話すこと自体が目的となってしまうことがあります。
情報の共有や自分の思考を整理するために話すことを好みますが、特定の目的や目標を持たないために話題を変えてしまうことがあります。


(7)メンタルヘルスの要因

不安障害や注意欠如多動性障害(ADHD)などの精神的な健康状態が影響を及ぼしている可能性があります。
これらの要因は、話題の変化や注意散漫さを引き起こすこともあります。


■ 話がコロコロ変わる人の特徴

話がコロコロ変わる人の話し方は、一貫性に欠けるので他の人にとっては混乱や疲労感を引き起こすことがあります。
以下に、話がコロコロ変わる人の特徴を5つご紹介します。

(1)トピックが飛び跳ねる

会話中に急に異なるトピックに移行する傾向があります。
話が進んでいる最中に突然別の話題を持ち出したり、関連性のない話題に飛びついたりすることがあります。


(2)注意散漫さ

注意を長く集中することが難しく、話題に対して短期的な興味しか持ちません。
そのため、話題が進む前に別のことに気を取られ、次々と話題を変えることがあります。


(3)話の詳細度の欠如

話題に深く掘り下げることが少なく、詳細な情報や背景を提供することがありません。
表面的で、細かい点や論理的なつながりが欠けることがあります。


(4)相手の反応への鈍感さ

会話相手の表情や反応に敏感ではなく、自分の話題の変化が相手にどのような影響を与えるかをあまり気にしません。
そのため、相手が混乱したり興味を失ったりしていることに気づかないことがあります。


(5)アイデアの連想力と創造性

良くない特徴がある一方で、アイデアの連想力や創造性に優れている場合もあります。
様々なトピックやアプローチを短時間で思いつき、新しい視点を提供することがあります。


■ 話がコロコロ変わる人の対処法

話がコロコロ変わる人と上手に関わるための対処法をご紹介します。

(1)理解と共感

コミュニケーションの鍵は理解と共感です。
話がコロコロ変わる人と話す際には、相手の言葉や感情を理解しようとすることが大切です。
話している内容に対して興味を持ち、注意深く聴くことで、相手の気持ちや意図を把握しやすくなります。
また、共感する姿勢を持つことも重要です。
相手の感情や経験に対して共感し受け入れることで、信頼関係を築くことができます。


(2)話題を絞り込む

話がコロコロ変わる人は多くのトピックを同時に扱い、情報の飛び跳ねが生じます。
このような場合、話題を絞って深く掘り下げることで、より具体的で有意義な会話が可能になります。
相手が話題を変えようとしても、積極的に元の話題に戻り、話を進めることが大切です。
ただし、相手の意図に敏感になって会話がストレスになる場合は、柔軟に話題を変えることも必要です。


(3)距離を置く

自分自身の限界を理解して必要に応じて距離を置くことも重要です。
話がコロコロ変わる人との長時間の会話や付き合いは、精神的に疲れることがあります。
自分自身の気持ちやエネルギーのバランスを考えて、必要な休息やリフレッシュタイムを確保することが必要です。
適度な距離を保ちつつ、相手との関係を維持する方法を見つけることが望ましいです。

■ 職場の上司にいたら気を付けたい事

話がコロコロ変わる人が職場の上司である場合は、特別な注意が必要です。
業務や目標の管理が難しくなって、チームの意思疎通や生産性にも悪影響を及ぼすことがあります。

以下に、話がコロコロ変わる人が職場の上司である場合に気を付けたいことをいくつか挙げます。

(1)コミュニケーションの明確化

話がコロコロ変わる上司とのコミュニケーションでは、誤解を避けるために明確化が重要です。
メールや会議での指示や要望は、具体的で明確な言葉で伝えるように心がけましょう。
必要な情報やタスクが欠落しないように、適宜確認や追加の質問を行いましょう。


(2)優先順位の明確化

業務の優先順位や目標が曖昧になる可能性があります。
自分の業務やプロジェクトの優先順位を確認し、必要な情報や指示を得るために積極的にコミュニケーションを図りましょう。
上司とのワンオンワンミーティングや進捗報告の機会を活用し、共通の理解を深めることが重要です。


(3)フォローアップと確認

タスクやプロジェクトの進行状況が不明確になることがあります。
そのため、自身の担当業務に関しては、進捗状況や具体的な指示を文書化し、必要な場合には上司に報告や確認を行いましょう。
また、上司が話題を変えてしまうことによる混乱やミスを防ぐために、メモや議事録の作成を心がけると良いでしょう。


(4)自己管理とストレス対処

話がコロコロ変わる上司との付き合いは、ストレスを感じることがあるかもしれません。
自己管理やストレス対処の方法を見つけ、健康な心身を保つことが重要です。
適度な休息やリラックスタイムを確保し、他の同僚とのコミュニケーションを通じてサポートを受けることも有効です。


(5)コミュニケーションスキルの向上

話がコロコロ変わる上司のコミュニケーションスキルの向上に貢献することも考慮してみてください。
上司に対して適切なフィードバックを提供することで、上司が自身のコミュニケーションスタイルを見直すきっかけを作ることができます。
ただし、フィードバックを行う際には適切なタイミングと方法を選び、相手を傷つけることのないように注意しましょう。


(6)チームワークと相互サポート

チーム内の他のメンバーとの協力と相互サポートが重要になります。
お互いに情報共有や連携を図り、上司の意図や要求を正確に把握することが求められます。
また、困難な状況に直面した際には、チーム内での相互理解や協力を強化し、問題解決に取り組むことが必要です。


おわりに

話がコロコロ変わる人との関わり方は困難かもしれませんが、理解と共感、話題の絞り込み、自己管理、そしてチームワークの強化を通じて、より良いコミュニケーションと職場環境は築くことができます。
これらの対処法を活用して、相手との関係を改善させることをおすすめいたします。
そして、自身の健康やメンタルのウェルビーイングを優先することを忘れないでください。
話がコロコロ変わる人との関わりは、強いストレスを引き起こす可能性があります。
自分自身のケアやバランスを保つために、休息やリラクゼーションの時間を確保して、必要な場合には専門家のサポートを受けることも検討しましょう。