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聞いてて辛い!悪口ばかり言う人への対処法|話し方教室VOAT【日常会話】

2021.07.20

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--はじめに

あなたの周りに悪口ばかり言う人はいませんか?
人の悪口を聞いていると、決していい気分にはなりませんよね。
そんな悪口ばかり言う人の特徴や対処法をご紹介していきます。


■ 悪口の定義とは

「悪口」とは「他人を悪く言うこと、またはその言葉」のことをいいます。人の容姿や性格に対して悪く言ったり、不快な気持ちにさせられたときにその人を貶すことをいいます。
古語では、「あっこう」と読まれ、他人を悪く言うこと、またはその言葉」という意味の中でも「根拠もなく他人の名誉などを傷つける行為、それによって成立する犯罪」のことを指していました。中世の日本では、些細な悪口が戦いの火種となったことから、武家法において規制されていたこともあります。そして、悪口の類語には、「陰口」と「愚痴」というものがあります。


(1)陰口

「かげぐち」と読み、「その人のいないところでする悪口」のことです。悪口の一種で、より対象者への悪意が強いものです。例えば、本人に「あなたは醜い」といえば悪口ですが、本人に聞こえないところで、「あの人は醜い」と言っている場合は陰口となります。


(2)愚痴

「ぐち」と読み、「言っても仕方がないことを言って嘆くこと」です。愚痴をこぼすことを「愚痴る」ともいいます。悪口に似たような意味合いで使いますが、ニュアンスは異なります。「悪口」は他人を悪く言う点で対象への攻撃性がありますが、「愚痴」は自分の内心を表すもので、対象への攻撃度は低いです。例えば、「彼は根暗で、なんだか気味が悪い」という場合は悪口ですが、「彼は失敗ばかりで、こっちの仕事が増えて疲れちゃった」という場合は愚痴となります。


■ 悪口ばかり言う人の特徴とは

(1)小さな嘘を平気でつく

悪口が尽きない人の話は、すべてが本当だとは限りません。中には小さな嘘が混ざっていることもあり、広まってから大問題に発展してしまうケースもあるのです。人の話題だけでなく、日頃から小さな嘘を平気でついてしまう人は要注意です。大きな嘘ではないからバレないだろうと思っていると、後で痛い目を見るかもしれません。


(2)自分が一番正しいと思っている

家族から注意された経験がない人や、頑固で意見を曲げない性格の人は、自分と意見が違う人に対し反発したくなることがあります。その結果、「あの人の考えはおかしい」といった悪口につながってしまうのです。このケースは自分の考えが絶対的に正しいと思っているため、異なる意見を受け入れられません。他の人の意見を受け入れる柔軟性が必要です。


(3)親しいと呼べる友達がいない

一見大勢の友達に囲まれているように見える人でも、親友と呼べるような関係の友達がいないこともあります。広くて浅い交友関係は悪いものではありませんが、何でも話せる親友がいるのは素敵なことですよね。誰かをけなすことで集まった交友関係は、決して深いものにはなりません。長年一緒にいられる素敵な関係を作るためには、「楽しい」や「嬉しい」などのプラスな感情を共有できることが大切です。


■ 悪口ばかり言う人の心理

(1) 悪口を言うことでストレス解消

上手にストレスを発散できていないがために悪口を言ってしまう人もいます。誰かを悪く言うことで、まるで自分の方が上になったような気分になってしまうのです。この爽快感が癖になると、悪口はもう止まりません。いけないこととわかっていながら、つい悪口を言ってしまう厄介なケースです。


(2)自分の方が上の立場に立ちたい

完璧主義であったり、常に他人の目を気にしている人は、誰かに抜かされることを嫌う傾向にあります。誰かをけなすことで全体的な評価を下げ、相対的に自分が上になることで満足感が得られるのです。誰か一人をけなすのとは違い、他の人をことごとく下げていくこのケースは、次第に一人ぼっちになってしまう可能性もあります。上に立ったつもりが、実は一番下になっていたという悲しい結末になりかねません。


(3)話題作りに利用している

人の噂にはいろいろなものがありますが、悪い噂は周りに広まりやすく、消えにくいのが特徴です。本人が必死に否定しても、完全に払拭するには長い時間がかかってしまいます。このケースの怖いところは、たとえ事実とは異なる内容だったとしても、噂の広まりを止められない点にあります。言った人も想定していないような大ごとになる可能性もあります。


■ 悪口会話の対処法

(1)上手く話を聞き流す

自分の周りに悪口を言う人がいたら、「そうなんですね」「大変ですね」と自分は悪口に参加しないことが大切です。悪口ばかり言う人は、一緒になって誰かと悪口を言いたいと考えています。悪口にノリ気じゃなければ、次第に「この人に言っても反応が薄いな」と思われて話さないようになります。


(2)傷つけない範囲で注意する

悪口ばかり言う人は、視野が狭くなっていることが多いです。
そんな人には、「でもあの人だってこんないいところがあるんだよ」とそれとなく諭してあげましょう。自分が知らなかったことを知って、文句を言わなくなる可能性があります。このとき、余りにもきつく言いすぎてしまうと、相手を傷つけて状況が悪化してしまうことがあるので注意しましょう。


(3)褒めて承認欲求を満たす

悪口が止まらない人は、誰からも相手にされなくて寂しいから言っている場合もあります。そんなときは、相手が悪口を言い始める前に別の話題に切り替えることがポイントです。
色々な人の悪口を言うのであれば、「◯◯さんはいつも周りを観察していてすごいね」「細かいところまで目が行き届いていて本当に尊敬するよ」などとひたすら褒めることです。
褒められることで、寂しいという感情もなくなり、悪口を言うことが少なくなるかもしれません。


--終わりに

さて、悪口ばかり言う人の特徴や対処法をご紹介しましたがいかがでしたか?悪口を聞いて気分がいい人はいないと思います。悪口に同調しないように気をつけるとともに、自分自身も知らず知らずのうちに悪口を言ってしまっていたなんてことがないように注意しましょうね。