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話しかけるのが苦手!ちょっとしたコツで改善しよう|話し方教室VOAT

2021.09.22

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?はじめに

人に話しかけるのは、勇気の必要な行動です。
特に、初めて会う人や付き合いが浅い人に対しては、話すきっかけが見つからずに苦労したことがあるのではないでしょうか。
話しかけてもらうのを待っているだけでなく、自分から積極的に話しかけることができるようになると交友関係は今まで以上に広がります。
ついつい受け身になりがちな人や、人見知りをしてしまうタイプの人は、話しかける前に必要以上に考えすぎてしまうのが原因の一つでもあります。
ここでは、話しかけるのが苦手な悩みを解消するコツについて、詳しくご説明していきます。


■話しかけるのが苦手な心理とは

(1)話題がわからない

話しかけてみたい人がいるのに、話題が思いつかずに話しかけることをあきらめたことはないでしょうか。
初対面であったりすると、相手がどんな性格なのか全く分からないので、なおさらに話題が分からなくなります。
相手との関係を深めたいと思えば思うほど、どんな話題が最適かを考えてしまって思いつかないものです。
定番の話題については、後ほど詳しく説明します。


(2)反応を気にしすぎる

「相手が嫌がるのではないか」「話しかけて失敗したらどうしよう」などマイナス思考になりがちです。
話しかけるのが苦手な人は、相手の反応を気にしすぎてしまうため、声をかけるのを躊躇してしまいます。
興味のない話題でも喜んで楽しく返答してくれる優しい人もいますが、素っ気ない態度をとる人ももちろんいます。
人見知りしてしまうタイプの人は、良くないリアクションのことを想定して話しかけるのをやめてしまうのです。
解決策としては、良くない返答をされてしまう展開を想定して声をかけることです。
完全に無視されてしまうことも想定しておけば、受けるショックも少なくすみますし、自分のその後の行動も考えておくことができます。
そしてなにより、失敗しても引きずらないことです。


(3)自信がない

「自分の意見は役に立たない」「自分の考えを必要としている人はいない」など自信の無さから発言を控えてしまうこともあります。
仕事における会議の場では、自分の意見を述べないと自信が無い印象だけでなく手を抜いているようにも思われてしまいます。
自信が無い状態から自信を持てるようになるのは、決して簡単なことではありません。
しかし、何も発言しないのであれば手を抜いていると思われても仕方ありませんので、その覚悟をしなければなりません。


■まずは挨拶!基本の話しかけ方

親密ではない人と二人きりになった際、静かな沈黙が続いてしまう場面に出くわしたことはないでしょうか。
お互いが様子をうかがっていると、その静かな沈黙はより緊張感を生んで言葉を発しづらい雰囲気を作り出してしまいます。
このような状況で急に盛り上がる会話を切り出すのは、とても困難ですので、まずは挨拶で自分から相手に話しかけてみてください。
挨拶をされた後であれば、相手も気持ち良く返事を返してくれるはずです。
このやりとりができると、次の話題はスムーズに提供できるようになります。
どうしても話しかけてもらうのを待っている人は、積極的に挨拶をする習慣を身につけてください。
「挨拶から次の話題へ」このシチュエーションを確立できるようになると、声をかけることに少し自信がつくはずです。


■初対面でもOK!定番の話題で話しかけよう

話しかけるのが苦手な人が苦労するのは、話題を探すことです。
特に初対面では苦労することでしょう。
ここでは、初対面の相手にも提供できる定番の話題を紹介します。


(1)天気や気温

天気や気温の話題は、人間関係を構築する上で最も定番の話題といえます。
天気や気温の良いところは、相手との共感を得やすいところです。
悪く言うと無難な話題といえますが、誰かを傷つけてしまうこともまずありません。
今日の天気の話題から週末の天気の話題に広げることで、さらに週末の過ごし方に話題を発展させることも可能です。
仲良くなるきっかけをつくる天気の話題、ぜひ活用してみてください。


(2)褒める

持ち物や服装、髪型など、相手の優れたところを素直に褒めてみてください。
褒められて不快な気分になる人はいません。
相手は喜んでくれて、不信感も解けて心を開いてくれるはずです。
褒め言葉がその場をポジティブなムードに変えてくれますので、静かな場面や緊張感が漂う時にも効果的です。
注意すべきことは、嘘をつかないことです。
全く思っていないことをについて形だけの褒め言葉で並べても、それは逆効果です。
相手に疑いの感情や不信感を抱かせてしまいます。


(3)スマホやSNSの話題

話しかけづらい状況の一つとして、スマホやパソコンにずっと目を向けたままの人がいます。
この状況で話しかけるのはとてもハードルが高いのですが、どうしても話しかけなければならない場面もあるかと思います。
その場合は、スマホのアプリやSNS、最新のパソコンの事情や最新機能などについての話題を切り出してみましょう。
目の前にあるデバイスの話題をきっかけに、食べ物やファッションなどの話題に上手く移行できると話はさらに盛り上がります。


(4)質問する

自分の話ばかりする人にはうんざりしてしまいます。
ですので会話の中には、適度に質問を入れることが大切です。
コミュニケーション能力が高い人というのは、聞く力いわゆる傾聴力があります。
聞き上手な人は、相手に話をさせるのも上手です。
自分の話を真剣にしっかりと聞いてくれる人に対しては、親近感が沸いて急接近できるチャンスが生まれます。
質問をするときのコツは、回答から次の質問を引き出して、上手に相手に話をしてもらうことです。
自分が知らないことで相手が体験したことなどを上手に聞き出して、会話を広げてみてください。


質問をするうえで注意することは、「質問攻め」にならないことです。
こちらが質問ばかりしていると相手も疲れてしまいます。
合間に質問に対する感想を伝えたり、自分自身のことを話すなどして会話に緩急をつけることを忘れないでください。


■話しかけるタイミングも重要

話しかけるタイミングや方法が分からなくて困っている人は多くいます。
ここでは、話しかけるのにおすすめのタイミングと上手く話しかける方法について紹介します。


(1)他の人との会話が終了したタイミング

他の人と話している時に割り込んで入っていくのは困難です。
話が終わるタイミングを見計らって話しかけるのがおすすめです。
他の人との会話が終わったタイミングで軽くて緩い雰囲気で話しかけると、相手も話に乗ってくれるはずです。


(2)事前に話したい趣旨を伝えておく

どうしても話をしたい場合は、話すタイミングを作るのです。
例えば好きな人にどうしても気持ちを伝えたい場合、話しかけるタイミングを見計らっていてはきりがありません。
事前にメールやLINEなどで「話がしたいから時間をつくってほしい」という趣旨を伝えて時間をつくってもらいましょう。


(3)席を外したタイミング

仕事で忙しい人には、席を外したタイミングで声をかけるのがおすすめです。
席を外したタイミングというのは、仕事が一区切りついている可能性が高いです。
もちろん席を外したからといって忙しい場合もあります。
相手の表情や仕草など、細かな様子をしっかり伺うことは怠らないでください。


(4)手が空いていると感じた時

よほどの急ぎの案件でもない限り、集中している人に話しかけられるのは避けるべきです。
相手の手が空いてひと段落して時間に余裕がありそうなタイミングを見計らって話しかけるようにしてください。
判断しかねる場合は、時間に余裕があるかを相手に確認を取るのもひとつです。


?終わりに

話しかけるコツをいくつかご紹介させていただきました。
何事においてもですが、失敗を恐れすぎないようにしてください。
自分では失敗したと思っていても、相手にはその積極的な姿勢がプラスの印象を与えることもあります。
仲良くなりたい人に出会うことはなかなかありません。
そのときは、恐れず勇気を出して話しかけてみましょう。
思い切って話しかけてみることで、自分が大きく変わることができるかもしれません。
笑顔で積極的にコミュニケーションを取って、人生をより豊かにしていきましょう。