
はじめに
ビジネスにおいて、相手に伝えたいことを正確に伝えなければいけない場面はたくさんあります。
「思うように伝えることができない」
「何を話しているのか自分でもわからなくなってしまう」
このような悩みを抱えているビジネスマンは意外とたくさんいます。
ここでは、話し方研修で伝える力がどのように身に付くかをご紹介します。
ぜひ参考にして伝える力を磨いてみてください。
■ 話し方の研修とは
「話し方」とは「コミュニケーション」の一種です。
ですので、話し方の研修はコミュニケーション技術を磨くことになります。
社内外の周りの人たちの理解と協力を得ること無しに仕事を遂行することはできません。
この連携を活性化するために、もっとも必要とされるのがコミュニケーション能力です。
ビジネスの基本は人間関係でもあります。
組織に順応して、チームで協力しながら円滑に業務を進めるための考え方や方法論などを、話し方研修を通して身に付けます。
■ 伝える力がビジネスで必要な理由
伝える力が身に付く大きなメリットは、時間や労力の削減です。
相手と意思疎通がうまくできないと、余計な時間や労力が発生してしまいますが、伝える力があると、短い時間で相手に正確な情報を伝えることができます。
伝える力があると正確に情報が伝わって円滑にコミュニケーションを図ることできるので、同僚や上司はもちろん、顧客や取引先などさまざまな人の信頼を勝ち得ることができます。
ビジネス上のすれ違いなども減りますので、、相手が期待通りの行動をとってくれるので時間短縮ができてスムーズです。
■ ビジネスの現場で話し方の研修をするメリット
ここではメリットを3つ紹介します。
(1)コミュニケーションと思いやりについて理解が深まる
ビジネスにおけるコミュニケーションの重要性を学ぶことで、理解がより深まります。
そしてコミュニケーションの基本となる相手を思いやるための心構えや、話すときの視点なども理解が深まります。
(2)わかりやすく伝えるための話し方が身につく
わかりやすく伝えるための言葉の使い方や表現などを学びます。
伝える力を身につけるための方法を知り、研修後も継続的に伝える力を伸ばすことができます。
(3)論理的な話の組み立て方を理解する
わかりやすく話すためには論理的な話の組み立てが必要になります。
ビジネスで役立つPREP法を用いて、わかりやすい話の組み立て方を身につけていきます。
■ 話し方のトレーニングとは何をするのか
(1) 思考を整理して話すトレーニング
伝えたいことを事前に整理して、内容を把握して理解してから相手に伝えるように意識します。
「最も伝えたいこと」が何なのかを明確にすると、話の軸が定まって伝わりやすくなります。
日々の業務を日報として作成して報告するのは、思考を整理して物事を端的にまとめる訓練に最適です。
(2)伝える力がある人のマネをするトレーニング
スティーブ・ジョブスのようなプレゼンのプロのマネをするのも効果的なトレーニングになります。
大勢の人に向けて同時にわかりやすく伝える技術が、そこにはたくさんつまっています。
人気のセミナーや講座に参加するのもいい経験になるはずです。
どのような話し方をしているのか、じっくりと観察して分析してみてください。
話す順番や体の動きにも注目して、まずは真似てみるとこから始めてみましょう。
(3)フレームワークに当てはめるトレーニング
フレームワークとして有名で定番なのはPREP法です。
「Point(結論)」「Reason(理由)」「Example(実例・具体例)」「Point(結論)」の順番で文章を展開するフレームワークです。
フレームワークは他にもSDS法などたくさんありますので、色々と学んで試してみてください。
(4)録音して聞き直すトレーニング
プレゼンや商談の提案内容を実際に声に出して録音してみてください。
何度も聞き直して分析をすると、自分の話し方の良いところと良くないところが明確になります。
自分の課題に気づくことができたら、あとは繰り返し練習して修正するのみです。
話し方が上手だと思う同僚や上司に聞いてもらってアドバイスを求めるのも良いです。
おわりに
伝える力を鍛えることで、商談の成功や相手とのスムーズなコミュニケーションによる信頼関係の構築など、期待できる効果はたくさんあります。
自分の話し方を客観的に見直して、相手の目線に立って話すことを意識してください。
伝える力が身につくと、話すことがますます楽しくなるはずです。