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新卒のための就活面接マナー!(入室/退室の流れ)|話し方教室VOAT

2023.02.27

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?はじめに

新卒で就職活動をする皆さんは、面接が初めてという方がほとんどだと思います。
覚えていただきたいのは、面接にはマナーがあるということです。
話す内容が最重要であることは言うまでもありませんが、話し方や立ち振る舞いは、あなたの人柄を判断するうえでとても重要な役割を果たします。


ここでは、そんな面接時におけるマナーについていくつか紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
面接をしていただける相手の気分を害することなく、自分を最大限にアピールして内定を勝ち取るためにも、必要最低限のマナーはおさえておきましょう。


■ 面接前のチェック!身だしなみや持ち物

ここでは身だしなみや持ち物におけるマナーについて紹介します。

【身だしなみ】

(1)スーツ

面接時の服装はスーツが基本スタイルです。
黒色や紺色、濃い目のグレーが正統的で無難です。


男性はネクタイも身につけますが、よほどのこだわりがない限り派手ではない落ち着いたカラーを選ぶのが安心です。
シャツについては、白もしくは薄めの青が無難です。
ボタンダウンのシャツはカジュアルな印象なので、なるべく避けた方がいいでしょう。


女性はパンツスタイルとスカートで悩むと思いますが、結論としてはどちらでも問題ありません。
ただし、スカート着用時は、着席した際に足が見えすぎてしまうことがないように注意してください。
立った時に膝が少し隠れるくらいの長さがちょうど良いです。
しわがあったりサイズが合っていないと清潔感がない印象になってしまいますので気をつけてください。


(2)ヘアスタイル

スーツと同様に清潔感があることが第一です。
業種や職種によってはヘアスタイルにルールがあることもありますので気をつけてください。


(3)カバン

ビジネスバッグが基本で、色は黒、紺、ベージュ、茶といった落ち着いた色がいいです。
A4サイズを折らないでも入ると面接時に受け取る資料もスムーズにカバンにしまうことができます。
リュックもビジネススタイルとして一般的になりつつありますが、カジュアルな印象がまだまだ強いので、面接時はビジネスバッグを選んでください。
面接時の置き場としては、イスに座るタイミングで横に置いてください。


(4)コートや上着

寒い季節にコートや上着を着て面接会場に行く際は、玄関の外で脱ぐのがマナーです。
室内では折りたたんでカバンの上に置きましょう。
ハンガーラックがあっても勝手に利用せず勧められてから利用するようにしてください。


■ 遅刻厳禁!10分前には到着 受付のマナー

面接会場に到着する時間や受付でのマナーを紹介します。

(1)10分前には面接会場に到着して5分前には受付へ

遅刻は言うまでもなく厳禁ですが、到着が早過ぎてしまうのも待機場所が無い場合など先方に迷惑をかけてしまいます。
受付を済ませるのは5分前がベストといえます。
混雑を考慮して10分前には面接会場に到着するといいでしょう。
名乗る場合は「(時間)時に(相手氏名)様と面接のお約束をしている(学校名)(氏名)と申します」とゆっくり丁寧に伝えましょう。
受付での悪い印象は面接官に伝わると思ってください。


(2)面接会場への移動中、社員の方への挨拶は?

会場内で応募先企業の社員の方を見かけた際は、軽く会釈をしましょう。
無理に呼び止めてまで挨拶をする必要はないですが、無視はしないようしましょう。


■ 入室のマナー 椅子の座り方にも要注意!?

面接会場での入室マナーは、今後の社会人生活でも応用できますのでこの機会に覚えておきましょう。

(1)ノックの回数

入室時には、ドアをノックすることを忘れないでください。
回数は3回です。
2回は、人が不在であることを事前に知っていて空室の確認をするときです。
「どうぞ(お入りください)」という言葉を確認してからドアを開けましょう。
返事がない場合は、再度ノックします。
それでも返事がない場合、「失礼いたします」と言ってからドアを開けて入室します。
ドアが開いている場合にはノックをするとマナー違反になってしまいますので、ノックはせずに挨拶と一礼をして入室します。


(2)挨拶

入室したらとにかくまずは挨拶をしましょう。
自己紹介に加えて「お忙しい中お時間をいただきましてありがとうございます。
どうぞよろしくお願いいたします」と元気よく挨拶をしましょう。


(3)ドアの閉め方

入室して挨拶を済ませたら、面接官にはなるべく背中を見せないように斜めに立って、開けたときと反対の手で閉めてください。
大きな音を立てるのはマナー違反になりますので、静かに閉めましょう。


(4)座る位置

出入り口から一番奥の席が上座になります。
イスが複数あって特に指示がない場合は、下座である出入り口に最も近い席の横に立って指示を待ちましょう。


(5)勧められる前に着座するのはNG

面接官や担当者に「どうぞお座りください」と言われてから着席します。
勧められる前に着席はしないようにしましょう。
案内係から座って待つように言われたとしても、面接官や担当者が姿を現したら立ち上がって挨拶をしましょう。


(6)イスの座り方

浅めに腰をかけて姿勢をよく見せましょう。
足の位置は、男性は拳の大きさくらい足を開いて、女性は膝をそろえてください。
手の位置は、男性は軽く拳を握って両ひざの上に置いて、女性は両手を重ねて自然な位置に置いてください。


(4)鞄などの手荷物

鞄などの手荷物は自分が座る椅子の脇に置きましょう。
床に置くことになりますので、鞄などは自立するものを選ぶといいです。


■ 「話す・聞く」キャッチボールはできていますか?

細かいマナーは大切ですが、最も重要なのは面接官との会話の内容です。
話を聞いてもらう、話を聞く、という会話のキャッチボールが上手にできるようにしましょう。

(1)勝手に話し始めない

自分から勝手に話し始めてはいけません。
まずは面接官からの問いかけを待ちましょう。
また、面接官からの質問途中で話し始めてしまうのも良くありません。
「人の話をよく聞かない人」という判断をされてしまいます。
焦らずに面接官の話を最後まで聞きましょう。


(2)相手の目を見る

話をする時に相手の目を見て話をするのは基本です。
回答に困る質問や想定外の質問に戸惑ってしまうと、つい目線を逸らしてしまいがちですが、相手の目をしっかりとみましょう。
目を逸らしたりうつむいたりしたまま回答をすると、「自信がない」印象を与えてしまいます。
目を合わせるのが苦手な場合は、ネクタイや口元など目に近い位置を意識して見るようにしてください。


■ 最後まで気が抜けない!退出のマナー

面接が終わったと思って気を抜かないでください。
面接会場を退室する時もマナーに注意しましょう。

(1)イスから立ち上がって一礼

面接が終了したらイスの横に立ち上がってお礼を言います。
「本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございました」
言い終えたら面接官の目を見て一礼をしてください。


(2)挨拶をして退室

ドアの前で「失礼します」と最後の挨拶をして再度一礼をしてドアを開けて退室してください。
ドアは静かに閉めるように気をつけましょう。


(3)ビルを出るまで気を抜かない

退室して緊張を解いてはいけません。
自分が応募している企業の社内にいることを忘れないでください。
面接官以外の社内の人にも常に見られている意識を持ちましょう。
ビルを出て駅に着くまでが面接だと思った方がいいです。


?終わりに

面接時のマナーが多くて驚いたかもしれません。
しかしこのマナーは面接に合格して社会人になってからも活用できるマナーです。
この機会に身につけて置きましょう。
面接官への敬意と感謝の気持ちがないと形だけのマナー表現となってしまい、それは相手に気づかれてしまいますので気をつけましょう。
マナーが苦手と感じる人は、普段から意識をして自然と振る舞えるように、日頃からリハーサルするつもりで取り組んでみてください。
良い結果につながることを祈っています。