• お問い合わせ

    CONTACT

  • MENU

声が小さいのは性格ではなく"呼吸の問題"だった|話し方教室VOAT

2025.12.01

aaron-blanco-tejedor-aocUkMcxeqI-unsplash.jpg

◼︎はじめに

あなたが「なんとなく声が小さい」「もっとしっかり話したいのに声が届かない」と感じるのなら、それは性格的な問題ではなく、 呼吸や体の使い方に原因があるかもしれません。
ここでは、「なぜ呼吸が声を左右するのか」「どうすれば声が通るようになるのか」を、実践的に・分かりやすくお伝えします。


◼︎「声が小さい」と感じる人が陥りがちな誤解

まず、多くの人が「声が小さい=性格が消極的だから」「ただ声量が足りないだけ」「喉が弱いから」などと考えがちですが、実は以下のような誤解があります。

(1)声が小さい≠性格的に内向的だから

確かに声が小さいと「控えめ」「おとなしい」という印象を与えてしまうと感じるかもしれません。しかし、声の大きさそのものは「性格」ではなく「体や呼吸・発声の使い方」に大きく左右されます。実際、発声専門家によれば、声の通りやすさや存在感は「腹式呼吸」ができているかどうかで大きく変わるとされています。


(2)喉さえ強ければ声は大きくなる

「喉を張る」「声帯を強く振動させる」という発想になりがちですが、無理に喉で力を入れてしまうと、かえって声が枯れたり疲れやすくなったりします。むしろ、息の通り道を整え、「十分な空気を使える呼吸」ができているかが重要です。


(3)声が小さいのは単純に「もっと大声を出せばいい」

「もっと大きい声を出そう!」と思って力んでしまう人がいますが、それは逆効果。力んで喉を締めてしまうと、声がこもったり、通らなかったりします。むしろ「楽に・響きを伴って・相手に届く声」を目指すべきです。


以上のように、声の小ささは"性格"ではなく、むしろ「体・呼吸・発声のメカニズム」が大きく関係しています。そこで次に、呼吸・体幹・姿勢という観点から、なぜ声が小さくなってしまうのか、原因を掘り下げます。


◼︎ なぜ呼吸・身体の使い方が声を左右するのか?

声を出す仕組みを簡単に整理すると、以下のような流れになります:
息を吸う(肺・横隔膜・横肋骨・呼吸筋が働く)
息を吐きながら声帯が振動 → 声の原音が出る
声の原音が「共鳴腔」(口腔・鼻腔・胸腔など)で響き・増幅されて外部に届く
発音(舌・唇・口の形)によって言葉になる
この中で「息を吸う/吐く」という呼吸と、身体(姿勢・体幹・筋肉)の使い方がしっかりしているかどうかで、声の 量・質・通りやすさ が大きく変わります。


(1)呼吸(特に「吐く息」の量とコントロール)が重要

例えば、最近の発声理論では「胸式呼吸だけになっていると、十分な息が使えず、声の響き・通りが落ちる」という指摘があります。
胸だけで吸って胸だけで吐くと、横隔膜やお腹の底(丹田寄り)を十分に使えず、息の出力が弱くなってしまいます。その結果、声が「こもった」「弱々しい」と感じられてしまうのです。
逆に、呼吸が深く、お腹(横隔膜~腹横筋)を使ってしっかり息を吐けると、「腹式呼吸・腹式発声」が可能になり、少ない力でも「厚みのある」「響きのある」「遠くまで通る」声が出せるようになります。


(2)体幹・姿勢・筋肉の連携が声に影響を与える

呼吸や声の響きを支えているのは「喉」だけではありません。最近の研究・ブログでは「腹横筋・骨盤底筋・背筋・肩甲骨まわりの筋肉」が声量・通り・存在感に関係しているとされています。


例えば:
猫背・前かがみの姿勢 → 胸郭が狭まり、肺が十分に膨らまない → 呼吸浅め → 声が弱くなりがち
肩が上がって硬まっている → 胸郭・肩甲骨の可動が失われ、息がスムーズに吐けない → 喉ばかりで「力んで声を出す」ようになって疲弊
つまり、良い声のためには「姿勢を整え」「体幹を使い」「余分な力を抜く」ことが不可欠です。姿勢と呼吸の関係が「声が小さい人ほど姿勢が悪い?」とまで言われる所以です。
トータルボディメイキングスタジオ I's(アイズ)


(3)共鳴・響き・口の開きという"出力の質"

息を使って声帯が振動しても、その声が響き(共鳴)しなければ「声が小さい・届かない」という印象になります。例えば「口が小さく開いている」「口周り・舌・唇が動かしにくい」「響く腔(鼻腔・胸腔)を使えていない」といった状態では、声が自分の体の中で吸収されてしまい、外に飛びません。
このように、「呼吸」「体」「響き」の3つが連携して初めて、"しっかり届く声"が作られるわけです。では、具体的に「呼吸」がどのように改善できるかを次で見ていきましょう。


◼︎ "呼吸から変える"3ステップで声の改善

声が小さいと感じる方に向けて、呼吸を中心に変えるための基本的なトレーニングを3ステップでご紹介します。日常に少しずつ取り入めば、変化を感じやすいものです。


ステップ①:腹式呼吸をマスターする

まずは「胸ではなくお腹(横隔膜・腹横筋)を使って呼吸する」ことを習慣化します。これは多くの発声・話し方教室で「声量改善の第一歩」とされています。


練習方法
背もたれなしで椅子に浅く座る、または仰向けに横になる。
お腹に手を置く。息をゆっくり吸い、お腹が「膨らむ」のを感じる(胸はあまり動かないように)。
吐くときに「アー」と声を出しながら、お腹をゆっくりへこませて、息をゆっくりと吐き切る。
1〜2 分程度×朝・夜など、毎日繰り返す。
慣れたら「椅子に座ったまま」「立ったまま」「歩きながら」など日常シーンに移行。
この練習を通じて、「息をたくさん使える」「姿勢・体幹を使える」状態に近づきます。「息に支えられた声」が出せるようになるのです。


ステップ②:姿勢・体幹・腹圧を整える

次に、声を安定させ、響きをよくするための体の使い方です。呼吸と声が改善しても、体幹・姿勢が整っていないと"出力の逃げ道"ができてしまいます。

ポイント
立って話すとき/座って話すときともに「耳・肩・腰・くるぶし」が一直線になるような姿勢を意識。
背筋を伸ばし、肩甲骨を少し後ろに引く。胸を軽く開いた状態を保つ。
骨盤を立て、腰が丸まらないように。丸まっていると肺・横隔膜が圧迫され呼吸が浅くなります。
日常で「肩が内側に入り/背中が丸まる」「頭が前に出ている」姿勢になっていないかチェック。
このように体幹(腹横筋・骨盤底筋・背筋・肩甲骨まわり)が機能していると、呼吸が安定し、声の土台が整います。「声=喉」ではなく「声=体+息」なのです。


ステップ③:声を"前に飛ばす"意識と響きを使う

呼吸・体幹が整ったら、次は「その息・体を使って、声を相手に届かせる」練習です。ここで大切なのは、「大きければいい」という発想ではなく「響き・伝達力」を意識することです。


練習方法
鏡の前で「あー/いー/うー/えー/おー」とゆっくり声を出し、口の開き・音の響き・胸・鼻腔の振動を意識。
声を出すときに「自分の声が部屋の端まで届く」と想像しながら話す。声を"前"に向けて飛ばす感覚を持つ。
立ったまま、少し離れた壁に向かって「名前を呼ぶ」「短いフレーズを言う」などして、壁越しに声が届く感覚を掴む。
日常の会話で、「最初の一言」に意識を向ける。例えば、挨拶や発言の最初の語尾を少しだけ張る/息を意識して出す。
これらの練習を重ねることで、「静かな場所でも通る声」「聞き返されづらい話し方」が身に付きます。


◼︎よくある質問とその答え

Q1:毎日練習できる時間がないのですが、どれくらいで効果が出ますか?
A1:呼吸・姿勢・響きの改善は"少しずつ習慣化"することがカギです。毎日5分でもいいので継続すれば、2〜4週間で「声が出しやすくなった」「疲れづらくなった」と感じる方が多いです。
最初から完璧を目指すより、「今日も1回腹式呼吸をやる」「姿勢を整えて発声1回やる」など小さな習慣を作ることが長続きのポイントです。


Q2:私は声が小さいだけでなく、滑舌も悪い気がします。呼吸トレーニングは効果ありますか?
A2:はい、あります。正しい呼吸を行えると、口・舌・唇に余分な力が入らず、滑舌が改善しやすくなったという報告があります。
つまり、呼吸の改善が「声量」「通り」「滑舌」「話す際の疲れ」など、複数の要素に好影響を及ぼします。


Q3:私の場合はマイクで話したり、大勢の前で話すことが多いのですが、対応できますか?
A3:もちろん対応できます。むしろ大勢の前で話す際には、「呼吸」「体幹」「声の響き」がより重要になります。腹式呼吸で支えられた声は、マイクを使わなくても通りやすく、マイク使用時には「自然な声量の底上げ」になります。講師としても、大勢を前にする前の準備(呼吸・姿勢・声出し)を習慣化することを強くお薦めします。


◼︎ 最後に

「声が小さいから...」と自分を卑下する必要はまったくありません。むしろ、「あなたの声が届いていない」のは、呼吸や体の使い方に原因があるだけなのです。
しっかりと息を支え、体を使い、響きを意識すれば、声は必ず変わります。そして、声が変わることで「人に伝わる」「聞いてもらえる」「信頼される」という好循環が生まれます。
もし「もっと効果的に」「自分専用のアドバイスがほしい」と思ったら、話し方教室やボイストレーニングの場を活用するのも手です。
あなたも、今日この瞬間から「呼吸を意識した声づくり」を始めてみてください。
このページが、あなたの「声が通る人生」の第一歩になりますように。


無料体験レッスンのご案内
VOAT話し方教室では、声が小さくて悩んでいる方のための「話し方トレーニング」をご用意しています。
・息の使い方から声の通りを変える実践レッスンです。
・姿勢、呼吸、発声を整えて、自然に声が届く話し方を身につけます。
・人前でも緊張せずに、安心して話せるようになります。


初めての方には 無料体験レッスン をご案内しています。
「自分の声にもっと自信を持ちたい」「声が小さいと言われたくない」と思った方は、ぜひお気軽にご参加ください。


[VOAT話し方教室 無料体験レッスンはこちら]
https://www.voat-voice.com/guidance/#trial


関連動画