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NGワードに注意!商談を台無しにする話し方・3選 |話し方教室VOAT

2025.07.10

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◼︎はじめに

商談の成否は、話し方ひとつで大きく左右されます。どれだけ素晴らしい商品やサービスを提案しても、相手の信頼を損ねる言葉を使ってしまえば、すべてが水の泡。ここでは、ビジネスシーンで避けるべき「NGワード」を3つ厳選し、それぞれの具体的な影響と、代替表現を詳しく解説します。営業職の方はもちろん、交渉やプレゼンの機会があるすべてのビジネスパーソン必見の内容です。


◼︎NGワード1:「とりあえず」

なぜNGなのか?
「とりあえず◯◯しましょう」「とりあえずご提案させていただきます」など、曖昧なスタートや説明をすると、相手に不安感や不信感を与える可能性があります。「とりあえず」は準備不足・戦略不足の印象を与え、商談の真剣さを疑われかねません。


【相手が感じること】
・この提案は深く考えられていないのでは?
・成果に対する責任を取らない印象がある
・決断力がなく、頼りない


【よくある場面】
新しいサービスやプランを紹介するとき、明確な根拠や背景が伝えられず、「とりあえず導入して様子を見ましょう」といった発言がされがちです。


【代替表現の例】
・「まずは小規模に導入して、成果を分析しながら拡大をご提案します」
・「初期段階としてAプランをご提案しますが、段階的にB・Cの展開も視野に入れています」


【話し方講師のアドバイス】
「とりあえず」を口癖にしてしまう人は、準備段階での情報整理と意図の明確化を徹底しましょう。会話の一つひとつに"意味"を持たせることが、信頼構築の第一歩です。


◼︎NGワード2:「一応」

なぜNGなのか?
「一応ご確認いただければと思います」「一応、提案資料を持ってきました」といった表現は、自信のなさや責任回避の姿勢が透けて見えます。「一応」は自らの価値を下げ、相手に「この人の提案は重要ではないのか」と思わせてしまうリスクがあります。


【相手が感じること】
・あまり重要でない情報なのか?
・その場しのぎで持ってきた資料?
・提案に責任を持つ気がない?


【よくある場面】
プレゼン資料やデータ提出時に、「一応、持ってきました」と言い添えてしまうケースは非常に多いです。特に緊張しているときほど、この言葉が出やすい傾向があります。


【代替表現の例】
・「こちらがご提案の根拠となるデータです。ご確認をお願いいたします」
・「ご検討いただく材料として、こちらをご用意しました」


【話し方講師のアドバイス】
「一応」を使わずに情報を提示するには、自分が話す内容の"価値"を明確に認識することが必要です。自分の言葉に責任と自信を持つ姿勢が、商談を成功へと導きます。


◼︎NGワード3:「〜かもしれません」

なぜNGなのか?
「効果が出るかもしれません」「コスト削減に繋がるかもしれません」といった言い回しは、確信のなさがにじみ出る表現です。もちろん、断定を避けることが必要な場面もありますが、使い方を誤ると説得力に欠け、相手の信頼を損なう原因になります。


【相手が感じること】
・この人は本当に自信があるのか?
・実績がないのでは?
・曖昧な言葉ばかりで判断できない


【よくある場面】
まだ実績が乏しい新サービスや、新規市場への提案時に使われがちです。リスク回避の意識が強すぎると、「〜かもしれません」が口癖になってしまいます。


【代替表現の例】
・「過去の事例では○○%の成果が出ています。御社でも同様の成果が見込まれます」
・「現段階の分析では、コスト削減が期待できます」


【話し方講師のアドバイス】
確実性のない事柄を伝える際でも、裏付けや事例を添えることで信頼性を高めることができます。自信のなさからではなく、"丁寧な配慮"として伝える工夫をしましょう。


◼︎まとめ:話し方一つで商談の流れが変わる

商談においては、話の内容そのものだけでなく、「どう伝えるか」が非常に重要です。今回紹介した「とりあえず」「一応」「〜かもしれません」といったNGワードは、無意識のうちに使ってしまいやすく、信頼関係を損なう原因になり得ます。
一方で、適切な代替表現に置き換えるだけで、プロフェッショナルとしての印象を与え、商談の流れが劇的に変わることもあります。話し方のスキルは訓練によって磨くことができます。日常の会話から意識し、少しずつ改善を積み重ねていきましょう。
話し方は、ビジネスにおける最大の武器です。今日からNGワードを手放し、信頼を勝ち取る話し方へとシフトしていきましょう。


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